自宅ドアの事故防止対策を、まだしていないんですか?
子供が開き戸の蝶番(ちょうつがい)に手をかけて、そのままドアが閉まり指を…という家庭内事故が頻繁に起きています。
こちらの実験動画もご覧ください。
もしも、あなたの子供が指を失ってしまったら、子供の生涯に影響が出るのでぜひ対策すべきです。
このページでは、ウチで実践した指はさみ防止対策と、ドアの指はさみを防ぐ神アイテム
『フィンガーアラート』
をご紹介します。
家庭内で起こる子供の事故について
ウチの子が1歳を超えたころ、どんどん歩けるようになったことで、危険な目に合う確率がグッと高まりました。
- 家具にぶつかる(まだ軽い…)
- 段差から転落(ちょっと危ない…)
- 誤飲(ヤバい!)
そのほか怪我をするシチュエーションはいくらでもあります。
厚労省のデータでは、1歳児の死亡事故は、交通事故より家庭内で起こる不慮の事故が上位です。
消費者庁「子どもの死因の上位は不慮の事故」
(より活動範囲が広がる2歳以上になると交通事故が上位)
国民生活センターのデータでは、0歳~12歳の「子どもの事故」の約7割は、家庭内で起きているとのこと。
子供のいる家庭では「窒息」「建物からの転落」「溺水」に要注意です。
そして今回取り上げるのは、ドアの指はさみ事故です。
ドアの蝶番(ちょうつがい)に指を挟んで「骨折」で済んだら、まだラッキーです。
怖いのは指の切断です😱
(この記事を書きながら、想像するだけで心拍数が上がってきました😨)
ドアの蝶番は、積極的に対策しないと危険なままです。
次の章では、私が対策した中で、一番効果的だった指詰め防止商品『フィンガーアラート』をご紹介していきます。
ドアの指はさみ防止『フィンガーアラート』の特徴
子供の指はさみ防止アイテムを探したところ、イイ感じのアイテムを見つけました。
『フィンガーアラート』です。
価格 | 1セット4000円前後 |
---|---|
大きさ | 横幅65mm×高さ120mm |
素材 | PVC(ポリ塩化ビニル)、PP(ポリプロピレン) |
ちょっ…結構高い!
1000円ぐらいを想像していたので、すぐに注文ボタンは押せません…🤔
商品レビューをチェックしたり、類似品も比較すると、やはりこの製品が良さそうです。
1000円ぐらいの類似品は、ちょっとチープな感じで、不安です😕
熟慮の結果「フィンガーアラート」を選びましたが、正解だったと思います。
フィンガーアラートは超強力なテープなで張り付けるので、ポロっと剥がれ落ちることはありません。
素材も頑丈なので、子供の力では蝶番に指を突っ込むことはできません。
フィンガーアラート体験レビュー
フィンガーアラートの使用感をご紹介します。
コチラが貼った状態です。
半透明なので、張った後は目立ちにくいです。
来客の友人にも気づかれなかったほどです。
子供が触れる箇所(指で押している部分)の素材は堅いので、小さい子供の力では奥に押し込むことはできないはず。
開いたドアの
側面はドアの開閉がしやすいように、柔らかくしなります。
小さ子の力では蝶番の中に指を押し込むことはできません。
貼り付け用テープは強力で、大人の力でも簡単にはがせません。
ウチで使っているのは高さが120cmタイプなので、対象年齢は12歳までになっています。
それまでに怪我防止の教育はできるでしょう。
我が家の開き戸、5か所のドアにフィンガーアラートを貼り付けました。
玄関ドア
ウッドデッキに出るドア
メインのトイレドア
サブのトイレドア
寝室のドア
これで子供が蝶番に指を挟む心配は無くなりました!
1個4,000円×5個=2万円
の出費は小さくない負担ですが…子供が指を挟む心配がグッと減ったので、
余計な心配は無くなりました!
目を離したすきに子供がドアに指を挟むとか、家庭内の事故の一つが無くなり安心して過ごせます🙂
フィンガーアラートの使い方(貼り方)
蝶番が大きく開く側用の「外側カバー」(大きい部材)と、その反対側の「内側カバー」(小さい部材)が入っています。
ウチでやってみて、やりやすかった手順を以下にてご紹介します。
大人2人で作業するとキレイに貼れますよ。
一人でやるとズレやすくなります。
step
1外側カバーの位置決め
step
2外側カバーの、ドア枠側テープから貼り付けます
ドア枠側のテープから貼り付けて下さい。
どこをドア枠側にしてもOK、差はありません。
ピンク色のフィルムをはがすと、透明の粘着テープだけになるので、張り付ければ透明色で目立ちません。
この時床から5mmほど浮かせてください。
フローリングやカーペットなど、床の状況に合わせて、子供が指突っ込めない程度の高さであればOKです。
私は一度、床に付いた状態で張り付けてしまい、床とフィンガーアラートがずりずり擦って、開閉しづらくなりました。
張り直しましたが、テープが強力なので剥がすと破損の恐れがあります。
下の方から貼り付けていくと楽に作業ができます。
下端と上端を軽く貼り付けてまっすぐ維持できたら、テープの各部分を指で押して、ギュッとしっかり貼り付けてください。
step
3外側カバーの、ドア側テープを貼り付けます
ドアを大きく開いた状態で、テープをいったん軽く貼ります。
そしてドアを閉めて、ちゃんと閉まるか確認します。
内側に寄り過ぎたり、外側に寄りすぎたりすると、スムーズに開け閉めできなくなります。
私はズレたまま貼ってしまい、ドアを大きく開けたとき、剥がれる失敗をしましました…😥
数回ドアを開閉して、貼り付け位置に問題無いか確認しましょう。
貼り付け位置が確認できたら、テープの各所をグッと押して、しっかり貼り付けて下さい。
step
4同じ要領で「内側カバー」を貼り付けて、完成。
これまでのStep1~3と同じ要領で、「内側カバー」を貼り付けます。
内側は蝶番の金具があるので、それをまたぐ様に貼らないといけませんが、日本の規格サイズに合っているので問題無く貼れるはずです。
フィンガーアラートの注意点
テープが強力なので、貼り直しは要注意
安全製品ですからしっかりドアに吸着させる必要があります。
そのため強力な粘着力テープが使われています。
貼る場所を間違っていったん剥がすことになると、「フィンガーアラート」かドア枠を損傷させる恐れがあります。
ウチは、貼りなおしたとき、フィンガーアラートの粘着テープを損傷させました。
フィンガーアラートを購入前に、取付場所の確認をしましょう。
ドアとドア枠が、テープを張っても剥がれない素材(金属か無垢の木材)であればOKです。
塗装された木材や化粧シートを張った木材は、フィンガーアラートをはがしたときに破損させる恐れがあります。
壁紙クロスはぜひ避けてください。
撤去の際、クロスをはがしてしまいます。
特に賃貸ですと、経年劣化以外の損傷は修理費を請求されちゃいます😰
クロスの破損はたとえ数センチでも、メートル単位で張替が必要になり、高額請求される恐れがあります。
どうしても壁クロスに貼ることになるなら、類似品の「はさまマンモス」をおすすめします。
引っ越しの時にはがしやすい、粘着力が弱めの賃貸用タイプがあります。
(粘着力が弱めなので、ちゃんと張り付いているかたまに確認をしてください)
ドアがしまる方向に力がかかるため、手を離すと勝手に閉まる
フィンガーアラートの「外側カバー」がドアを引っ張るため、ドアが閉じる方向に力がかかります。
手を放すと自然とドアが閉じていきます。
ただし「ラッチボルト」を閉めるほどの力は無く、ほっておくとカチャカチャうざい音が出るので、シッカリ手で閉めましょう。
換気のため開け放ちたいというときも閉まってしまいますので、モノで押さえるなど何かの方法で開けてください。
類似品との比較
はさマンモス
『はさマンモス』
135cm:3,900円
180cm:5,900円
「はさマンモス」の動作イメージです。
ドアを開けると三角形に開きます。
ドアを閉じると折りたたまれて、ドア扉側に張り付きます。
2019年から販売し、これまで10万個を売り上げてきた人気商品です。
三角形の形なので構造的に安定し、子どもの力では変形できません。
そのため指の安全を守ることができます。
ハサミでカットできる素材なので、張り付ける高さを変えることができます。
また、「はさマンモス」は粘着力弱めの賃貸用があります。
賃貸は、退去時に原状回復義務があるため、ドアを傷めると修理費を請求される恐れがあります。
フィンガーアラートは超強力なテープなので、撤去の際、張り付けた場所を損傷させちゃうかもしれせん。
指ストッパー
「フィンガーアラート」や「はさマンモス」よりもう少しお手頃価格の商品です。
丈夫さや口コミ情報を頼りに、最適な商品をチョイスして下さい。
ウチは丈夫さ最優先で「フィンガーアラート」を選びました😐
そもそも子供の指はさみ防止ドアは無いのか?
あります。
大和ハウス工業が「フィンガーセーフドア」を出してました。
出典:キッズデザイン協議会
「キッズデザイン賞」を受賞した製品です。
新築やリフォーム時に「フィンガーセーフドア」いかがですか?
このドアの値段が知りたかったんですが、検索ヒットしません。
「お問い合わせください」的なやつですね。
フィンガーアラートと比較して、最適な商品を選んでください。
フィンガーアラートをお得に購入する方法
「フィンガーアラート」は輸入ベビー用品を販売する「ウェステックスジャパン有限会社」から発売されています。
公式サイト
https://www.fingeralert.jp/product/186
原産国はチューリップの国オランダ。
公式サイトで買うと1200mmサイズで5,731円。
Amazon、楽天、ヤフーショッピングなど大手ショッピングサイトに比べ1000円ほどお高め…。
ということで、
フィンガーアラートの購入は下記がオトクに買えます。
ポイントも付きますからね。
【セット品】内側・外側カバーセット/外側カバーのみ
【サイズ】1200mm/1500mm/1800mm
【価格】約4,000円~約9,000円
フィンガーアラート購入者の口コミ
私以外の購入者の感想をご紹介します。
ドアの指ハサミ防止のはさマンモス的なやつ設置した✌️口コミ等見て、フィンガーアラートっていう世界的に一番ポピュラーなやつにした。
説明書では隅から◯㌢に貼るって詳しく書いてあるんだけど、うちのマンション(日本のマンション全般的?)のドアは凸凹があって少し工夫が必要だった😖 pic.twitter.com/Sn4LZ3Grqp— そうみ☺︎2y👦&4m👧 (@soumi_mama) November 14, 2023
息子がガンガン移動するようになったので、指はさみ対策を。100均で売ってる蛇腹のやつはすぐ壊れるので、フィンガーアラートという少し値の張るやつにしました。ガッチリしてて安心。 pic.twitter.com/DsmdUIBQWc
— hoihoi (@hoihoi_hootoo) April 6, 2018
ドアに指はさみ防止付けた
これで指切断の妄想から解放されるーステップカウンターの取手にもガードつけた#フィンガーアラート pic.twitter.com/pB25yS9sA7
— ちえりママ@4y (@kazusari_ims) January 11, 2021
★★★★★高齢の母がトイレで指をつめる心配がなくなりました。
認知症のある母がいつもトイレのドアの蝶番のあたりに手を置く癖があり、たびたび指をつめそうになっていました。いつもそれを心配して、手の置き場所を変えさせたりする手間が必要でした。こちらの商品を設置したところ、その心配が皆無になり、助かっています。
引用元:Amazon
★★★★☆高いが長持ち
4 セット購入しています。
最初に買ってから 7 年目になりますが、剥がれたり壊れたりすることなく、目的を果たしてくれています。最近もう一セット購入しました。
複数購入するには高いのですが、子供の安全 (親の安心) には替えられず。
最近は安いモノもあるので、必ずしもこちらである必要はないかもしれません。
引用元:Amazon
★☆☆☆☆ドアや壁が剥がれるのがイヤな人には使えない
ドアの両面をガードする製品はなかなか無いので目の付け所は良い。
問題はガード本体が硬すぎる事。
それを付けるためにテープは結構強力。
なので直にドアや壁に貼れば壁紙やドアの表面が剥がれる。
なのでマスキングテープで保護した上に貼ったが本体が硬い為動くと直ぐに剥がれる。
壁紙やドアの剥がれを気にしないならしっかり貼ればいいのだが、普通はイヤだろう。
なので評価は低い。
目の付け所はとても良い。
なので残念。
もう少しガード本体を柔らかくするかフレキシブルにして可動しても剥がれにくくして欲しい。
子供の安全は大事だが家が傷つくのも困ると思う。
引用元:Amazon
もし壁クロスに張って剥がすと、おそらくクロスが剥がれます。
フィンガーアラートでは対応できない、引き戸の指はさみ防止対策
今度は、開きドアではなく「引き戸」の対策をご紹介。
引き戸は「フィンガーアラート」では対策できません。
引き戸は、開きドアに比べ、事故が多いドアです。
いったん動かすと惰性で動き続けるため、その勢いで指を挟んでしまう事故が多いんです。
ウチの子が1歳過ぎたころ、引き戸の開け閉め遊びがお気に入りで、
「いないない~……ばぁ~っ」
って、引き戸をバタンバタンやっていました…。
危ないですよね~😲
ウチでは指を挟まないよう、使っていなかったコルクシートを張り合わせてドア枠に貼り付けました。
不用品を使ったので、この対策の出費は0円。
弾力ある素材ならなんでもOK!
新聞紙丸めて張り付けてもイイんじゃないですか。
一応コルクは堅くて、強めに閉めたときは
「ドゥオン!」
って壁全体に響きます。
賃貸なら上下階に響くはず。。
↓の写真のような、取り外し可能なスポンジ素材のドアストッパーを買って付けてみたんですが、
ウチの引き戸と相性が合わなくて、すぐすべり落ち、使い物になりませんでしたね…。
使えるかどうかはやってみないと分からないっす。
仕方ないのでドア枠に貼り付け中😅
この対策の場合は、完全に閉めることができなくなります…。
でも子供の安全のためには必要な対策です。
使えないとわかったスポンジ素材のドアストッパーは、下の画像のように必要な部分を切り取って、ドア枠に張り付けました。
コルクよりも弾力があり、静かな動作になります。
高反発素材なので強めにドアを開けると、ぼよ~~んと跳ね帰るのでご注意😮
大人はひやひやですが、
子供は跳ね返る動きが楽しいみたいで、ドアをぼよ~~んと開け閉めしています。
たまに跳ね返っドアに当たって泣いてますけど、指挟むより全然んマシ😬
まとめ
このページでは、子どもがドアに指詰めしない対策についてご紹介してきました。
このページで紹介した内容
- 開き戸の指詰め防止には「フィンガーアラート」がおすすめ
- 「フィンガーアラート」の注意点
- 引き戸の指詰め防止には高反発クッション材をドア枠に張り付ける
小さい子供がいる家庭では、指詰め防止アイテムは必須です。
年間約100人がドアで指を切断しているそうです。
あなたの子供にもしもがあってはいけません、ぜひ対策しましょう!
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