まだカーテンだけ?
フツーの部屋から脱出し、おしゃれな部屋にしたいなら、ロールスクリーン(ロールカーテン)も使いましょう!
窓は部屋の印象を変える重要なパーツ
なので、オシャレな部屋にしたいなら窓を改善しましょう。
でも初めての場合、「ロールスクリーンって大丈夫?」と心配になると思います。
ロールスクリーンのデメリット
- 風が吹くとウェイトバー窓枠に当たり、ウザい音が出る
- 掃出し窓には不向き
- 片方に巻きズレがよく起こる
- 遮光性、遮音性、断熱性が弱い
これらデメリットがありますが、適切に対策をすれば問題無く設置可能です。
賃貸にお住いのあなたでも、
カーテンレールに取り付けるタイプ
突っ張り棒タイプ
を選べば、問題無し。
このページでは、ロールスクリーンを5年以上使って実感した私の経験をもとに、メリット・デメリットについて解説いたします。
ロールスクリーンの特徴やメリット
ロールスクリーンのメリットはこちら。
- 省スペース、スタイリッシュでオシャレ!
- 水平に日差しを調整でき、まぶしさを抑えつつ部屋を明るくできる
- 色柄・素材が豊富!オリジナルプリントもできる
- ほとんどの窓に取り付け可能
- 「突っ張り棒」(テンションバー)でネジ止めせずに設置可能
一度お試しあれ!
省スペース、スタイリッシュでオシャレ!
見た目スッキリで圧迫感が無いのは大きなメリットです。
カーテンのような重厚感は無く、つるっとスッキリした見た目になります。
カーテンは、全開しても窓枠の左右どちらかにカーテンの束が残り、どっしり重い感じになります。
ロールスクリーンは、全開すれば巻き取りメカに完全収納され、目立ちにくくスッキリした空間になります。
特に縦に長い窓に最適です。
もし横幅が広い窓でも、ロールスクリーンを2つ並べて使うこともできます。
ウチの掃き出し窓には、2つ並べて使っています。
水平に日差しを調整でき、まぶしさを抑えつつ部屋を明るくできる
ロールスクリーンは、水平に日光を調整できる特徴があります。
これはどういうメリットになるのか、説明します。
朝・夕の、水平に入ってくる日光が目に当たると、とてもほどまぶしいですよね。
カーテンなら全部閉めるしかありません。
そうすると部屋が暗くなります。
でも、
ロールスクリーンは上下の動きなので、窓の下側から日光を取り込めます。
そのため床に日光があたり、天井まで反射して部屋を明るくすることができます。
目に直接日光が当たらず、まぶしさはありません。
↓こちらは、ウチの東側の窓に付けたロールスクリーンです。
スマホ写真画像の限界で、部屋が暗く感じますが😅実際の室内は、結構明るいです。
床に当たった日光が、天井に反射し、部屋を明るくしています。
カーテンにしている窓では、部屋を明るくするためにカーテンの裾をめくりあげて、洗濯ばさみで挟んで下から日光を入れています。
見た目ダサいです…。
南面窓のカーテンを開けると光が入りすぎるので、洗濯ばさみで裾を上げて、下側から光を取り入れている様子。
見た目ダサい。
この掃き出し窓は洗濯物干し場の出入りのためロールスクリーンじゃなくて、カーテンにしています。#ロールスクリーンのデメリットhttps://t.co/7DT55BIuy6 pic.twitter.com/bkmENnZQMA— ヨシオ (@yoshio_living) October 9, 2022
南側の窓は、目に刺さる日光は入ってこないので、カーテンでも問題ありません。
日光が目線に差し込む、東西の窓にロールスクリーンは有効です。
また、お隣様の視線をさえぎりつつ光を入れたいときにも、ロールスクリーンは便利です。
色柄・素材が豊富!オリジナルプリントもできる
単色や柄もの、キャラクター、オリジナルプリントなど、色柄が豊富にあるので、好みのインテリアに合うデザインが見つかります。
調光タイプ | すだれタイプ |
和の素材 | ハニカムタイプ (保温性に特化) |
綺麗な風景やイラストがプリントされたロールスクリーンもあります。
そしてあなたオリジナルの、世界に一つだけのロールスクリーンも作ることが可能です。
- 結婚/出産/子ども/家族写真
- 友人たちと記念写真
- 会社/店舗/イベント
- 記念品/プレゼント
などで活用できそうですね!
ほとんどの窓に取り付け可能
今お使いのカーテンの、カーテンレールにも取り付けが可能です。
難しい取付工事などは不要なので、賃貸のお部屋でも設置可能です。
ただし、カーテンレールNGの商品もありますので、「カーテンレール取付可能」の商品を選んでください。
戸建て住宅によくある高窓には、ロールスクリーンが最適です。
ボールチェーンは手が届く位置まで伸ばすことができます。
手元で操作して開閉可能です。
そしてこちらのような、タテに細ーい窓にはロールスクリーンが最適です。
スリット窓用のロールスクリーン
10cm幅からサイズオーダー可能です。
ただし、「どの窓にも取り付け可能」とは言いましたが、以下の特殊形状の窓の場合は注意が必要です。
窓を開いた状態ではスクリーンが引っかかります。
カーテンも同様ですが、このような特殊形状の窓を設置する場合は、どう目隠しをするか検討が必要です。
「突っ張り棒」(テンションバー)でネジ止めせずに設置可能
カーテンレールが無いまたは、ネジ止めできない・したくないお宅では「テンションバー」を使いましょう。
ウチの洗面脱衣所と、浴室にはテンションバーを使ってロールスクリーンを設置しています。
ネジ止めしなくて良いし、超絶便利!
壁に突っ張って物を隠すなど、窓以外の仕切りにも使えます。
引用:楽天
女性でも簡単に装着できますよ。
(最後の締め付けはちょっと力いりますね…)
賃貸のお部屋なら穴あけできないですが、このテンションバー使えば、壁を傷をつけることなくロールスクリーンを設置可能!
価格は長さによって、3000~6000円ぐらいです。
ローススクリーンのデメリット
カーテンと比べると、ロールスクリーンは次のデメリットがあります。
では詳しく解説していきます。
カーテンより遮光性が弱め
ロールスクリーンは、横から光が漏れやすいです。
またスクリーンの素材も薄いため、日光が透けやすいです。
↑ロールスクリーン(遮光等級2級)は、これぐらい透けています。
うちの子がかくれんぼしていますが、本気で隠れているつもりです😆
ちょーかわいいでしょw
かくれんぼですぐバレたくなければ「遮光1級」の製品を選んでください。
メカが巻き取れる厚さに限界があるので、完全遮光できるほど厚みが取れません。
(カーテンなら100%遮光可能)
夜なら部屋の明かりで、うっすら人影が外から見えてしまいます。
特に女性なら、ボディラインが透けるのはデメリットですね。
脱衣所での使用は、遮光1級(ほぼ透けない)の使用をおすすめします。
数字が大きくなるほど、透けやすくなります。
遮光等級
1級(うっすらシルエットが映る)
2級(ボディラインが判別できるぐらい透ける)
3級(顔の表情がわかるぐらい透ける)
ウチではそれぞれの部屋で、真っ暗にしたくなかったので、あえて遮光2級を採用しています。
お隣さんの視線をブロックできればOKかなと…。
断熱性(保温性)・遮音性が弱い
遮光でも述べましたが、厚みが取れない分、断熱性、遮音性がカーテンより弱いです。
スクリーンの素材自体から熱気(冷気)が漏れます。
カーテンだと厚みがとれるので、断熱性能はロールスクリーンより高めです。
スタイリッシュさがメリットである反面、ペラペラのロールスクリーンで断熱や遮音は期待しないでください。
ただし、断熱性能を高めたハニカム・サーモスクリーンというものがあります。
お値段が意外とアレですが…、どうしても断熱したい場合にご検討ください。
中空構造の不織布を使った、断熱性能を高めたロールスクリーン
もしくは、カーテンとの併用はいかがでしょうか?
冬は保温性のあるカーテンに、暑い夏は涼しげなロールスクリーンに取り替え、お部屋も衣替えを!
これから注文住宅を建てる場合は、断熱窓にしちゃえば問題解決ですが。
風が吹くとウェイトバーが窓枠にあたりウザい音が出る
ロールスクリーンは、もれなく「ウェイトバー」が装着されています。
風が吹くと、スクリーンが吹き上げられウェイトバーが持ち上がり、窓枠にカコーンと当たります。
カタカタ音がして、ウザいです…。
単純な話、スクリーンを最後まで巻き上げてしまえば音は出ません。
でも目隠しや遮光はできなくなります。
「ウェイトバーが静音タイプ」を探しましたが、見つかりません…。
フィックス窓(はめ殺し窓)に設置するから大丈夫、と思っても油断できません。
室内は風が通り抜けます。
その際カコンと音が鳴る心配があります。
一応、↓コチラの方法でウザい音を無くすことは可能です。
ロールスクリーンの風対策!カタカタうざい音はウェイトバーを取るで解決
メーカーが対策商品を出すまで、上記ページのような、自分で音対策をするしかありません。
洗濯が面倒
カーテンを洗うのは面倒ですよね。
同様に、ロールスクリーンも洗うのも面倒です…。
洗い方手順
- ロールスクリーン本体を壁(カーテンレール)から外す
- 巻き取りメカからスクリーンを外す
- ウェイトバーを外す
- 洗濯機で洗う(もしくは手洗い)
- 干す
- シワが付いた場合はアイロンをかける
- あとは外す手順の逆で、
ウェイトバーを付ける→メカに取り付ける→本体を壁に取り付ける
ちょっと、カーテン以上に面倒かもしれません…😑
ちなみにウチは、5年以上使っていますが、一度も洗っていません😅
面倒で…。
そして、シミ(カビ?)が付いて落ちる気がしません。
掃き出し窓は、雨に濡れることもあるので、カビやすいと思います。
洗っても落ちないこともあるそうなので、買いなおしたほうがマシかもしれません。
商品によっては洗えない場合もあります。
マメに洗える自信があるなら、「ウォッシャブル」商品を選んで、洗ってください。
参考:
ロールスクリーンの洗い方
掃出し窓に付けると出入りが面倒に
出入り兼用の掃き出し窓には不向きです。
かといって不可能ではありません。
実際ウチでは掃き出し窓3か所に、取り付けています。
カーテンなら横に少しずらせば、簡単に出入りできます。
ロールスクリーンは上下の動きなので、頭の上まで引き上げないと出入りがしにくいです。
カーテンをサッと横にずらす動作に比べ、ちょっと面倒ですね…。
対策として、「プルコード」タイプ(スプリング式)のロールスクリーンが良いでしょう。
下にちょいと引き下ろすと、サーっと巻き上がります。
チェーン式は引き上げるのに時間がかかりますので、掃き出し窓には不便です。
「プルコード」をオプションで「グリップ」に変更もできます。
これでプルコードの紐とボールが、床に転がらずに済みます。
一応、グリップが無くても、下端のウェイトバーを引けば上げ下げ動作に支障はありません。
小さい子の事故リスクあり
「ブラインドのひもが子供の首に巻きつく」事故が起きています。
最近ではこちらのニュースが話題になりました。
「YKKAPなどに5800万円賠償命令 網戸のひもで女児死亡―大阪高裁」
ロースクリーンを上げ下げするボールチェーンを、小さい子の首付近まで垂らすと大変危険です。
「紐を束ねる」対策もありますが、毎日完璧に束ねるのは難しいと思います。
安全のためにも、大人の目の高さまでの長さで購入してください。
床から1.5mとか。
大きな負荷がかかると分割してくれる、安全対策のボールチェーンもあります。
でも完ぺきではありません。
「おもわぬ」条件が重なったとき事故が起きます。
小さい子供がいる家庭では、ボールチェーンの長さに十分注意してください。
そもそも紐を使わない、プルコード式もご検討ください。
片方に巻きズレが起こりやすい
よく巻きズレが起きます。
ロールスクリーンの構造的に、避けられない現象です。
巻き上げる際ウェイトバーが左右どちらかに揺れると、片方に巻きズレが起きてしまいます。
毎回決まった箇所にタケノコ状の巻きズレになる場合は、「調整シール」を貼ることで改善できます。
そして「丁寧に」巻き上げれば、ちゃんと巻き取れますが、急ぎ動作で巻き上げると巻きズレが起こります。
うちには、高さ3メートルのはめ殺し窓にロールスクリーンをつけています。
大体半分巻いた時点でズレちゃいますね。
「ズズ~」っと片側がメカに擦っている音がします。
巻き上げ中盤ぐらいで、ウェイトバーを反対側にちょい寄せして、そ~っと巻き上げるとちゃんと巻けます。
ちょっと手間😑
1m程度の高さなら巻きズレは起こりにくいですが、3mのような長~いスクリーンは、キッチリ巻き上げるのにコツがいります。
※最近は巻きズレしてても気にしていませんが…
購入する前に知って起きたい、ロールスクリーンの3タイプ
ロールスクリーンの取り付けまでの流れはコチラ。
- 通販サイトから、価格や性能(防カビや撥水、洗濯可…)の条件を入れ検索
- ヒットした商品画像から、好みのデザインを探す
※豊富すぎて選べないのもデメリット!? - 窓枠サイズを指定して注文
- 届いたら、窓枠に取り付ける(カーテンレールまたは、壁にねじ止め)
インスタ映えするおしゃれな商品が豊富!ヴィンテージ系、インダストリアル系、北欧系、ナチュラル系、ほか機能性にこだわった商品まで多数取り揃えております。
メーカー | 特徴 |
---|---|
トーソー株式会社(TOSO) | カーテンレール類の国内シェアが50%(国内トップシェア)、ブラインド類は国内シェア15%というメーカーです。 おもに新築住宅向け・業者向けの傾向が強い。 |
タチカワブラインド | 業務用、家庭用の「ブラインド」の専門企業。 |
株式会社ニチベイ | おもに業務用ブラインドに強みがある。 |
株式会社サンゲツ | おもに業者向け壁紙メーカーとして有名。 |
メーカーは特に気にせず、好みのデザインで判断してOKです。
サイズが同じなら、どの通販サイトでも同様の価格になります。
もし極端に安い場合は、海外製かもしれません。
私はすぐ破損するのはイヤなので、安心品質の日本企業「TOSO(トーソー)」を選びました。
5年以上毎日、上げ下げしていますが、一度も破損したことはありません。
さすが日本製!丈夫👍
トーソーは「レーザーカット」の装飾もできます。
スクリーンの巻き上げ方式は、次の3タイプがあります。
- チェーン式
- プルコード式
- ワンタッチチェーン式
以下でその特徴を確認していきましょう。
チェーン式の特徴
階段の踊り場など、窓枠上部まで手が届かない窓は、チェーン式が向いています。
スクリーン開閉用の「ボールチェーン」が、本体の右か左にぶら下がっており、このチェーンを回して開け閉めします。
チェーンの長さは購入時にオーダーできるので、どんな窓にも対応できます。
一般的に横:縦の比=1:8 まで製作可能です。
(例)幅50cmなら高さ400cm(4メートル)まで可能
プルコード式(スプリング式)の特徴
ウェイトバー中央の紐(プルコード)を下にちょいと引くと、スクリーンが巻き上がるタイプが「プルコード式」です。
プルコード式が向いている窓は、窓枠の上まで手が届く高さの窓です。
スクリーンを下げるときは、プルコードを下までグーっと引っ張ればOK。
片手でさーっと素早く上げ下げできるので、私はこのタイプが好みです。
ちょっと値が張るいい製品は、巻き上げ終盤でゆっくりと完全収納します。
そうでない製品は、最後まで勢いよく巻き取られ、バ~ンとメカにぶつかります。(ウチのはそれ)
また「プルコード(ウェイトバー中央の紐)」は、お好みで不採用にすることができます。
その代わりにハンドルグリップを付けることも可能です。(ウチのはそれ)
掃出し窓に採用するなら、ハンドルグリップが便利です。
ウチの浴室の窓にプルコード式を採用していますが、スクリーン閉め忘れてマッパで浴室にINしちゃっても、サッと引き下げられます。
チェーン式だとゆっくり下がりますから、見えちゃう…。
一般的に、横:縦の比=1:3 まで製作可能です。
巻き取りメカの仕様上、チェーン式より縦方向の比率が短いです…。
(例)幅80cmの掃き出し窓なら高さ240cmまでOK。十分ですかね。
ワンタッチチェーン式(チェーン式+プルコード式)の特徴
チェーン式とプルコード式を合体させたタイプもあります。
左右どちらかにチェーンが付いており、チェーンをちょい引くと巻きが上げ、チェーンをシャーシャー引くと下げられます。
(動画参照)
二つのいいとこ取りタイプですね。
次回の購入で検討します☆
掃出し窓のプルコード式は、下まで下げる時のかがむ動作がちょい不便でしたが、このタイプならラクかな?
まとめ
このページではロールスクリーンのメリット・デメリットを解説してきました。
ロールスクリーンとカーテンは、電子レンジとトースターぐらい別物なので、適材適所で選ばなければ失敗します。
使って分かった一番のデメリットは、風が吹くと「カコン」とウザい音がすること。
他のデメリットは、それほど難しい問題では無いと思います。
それよりオシャレな部屋になるメリットの方が大きいです!
突っ張りタイプや、今あるカーテンレールに設置できるタイプもありますので、賃貸住宅でも問題なく取り付け可能です。
ホームセンターでも買えますが、やはりネットの方が圧倒的に商品数が多く、好みの商品が見つかりやすいです。