こんにちは、yakkyと申します。
私は身の丈に合わないマンション購入で大失敗し、後悔をしている最中です。
妻や義父母に押され、かなり予算オーバーな住宅ローンを組んでしまいました。
今思えば、あの時あらゆる手段を使って「このマンションは買うべきではない」と、拒めばていたらとすごく後悔しています。
あらゆる手段の有力方法の一つが、住宅ローンに詳しいFPに相談し、「このローンでは生活が破綻します」を言ってもらうこと。
そうすれば妻も義父母も、専門家の意見なので納得してもらえたはずです。
私があなたにアドバイスするとすれば、ちゃんと身の丈に合った住宅ローンを組みましょう、です。
住宅購入時の高揚感に流されず、専門家の意見も取り入れて、家族が幸せになれるマイホームを買いましょう。
ではこのまま読み進めて、あなたが住宅ローン地獄にならないための対策を得て下さい。
引越しを焦ったことで後悔!マイホーム購入は余裕を持って考えて!
マンション購入前の我が家は1LDKの部屋に子ども2人の4人家族で暮らしていました。
かなりぎゅうぎゅうでしたが、親戚の関係でかなり安く借りられていたこともあり、我慢して暮らしていました。
それでも3人目の妊娠が分かった時から、上の子も小学校になるのでさすがにそれまでに引っ越そうという話を妻としていました。
2年前から検討したのに面倒になってすぐに断念
マイホーム購入をぼんやりと考え始めたのは、実際の購入の2年前からでした。
当初は軽い気持ちで探していましたが、我が家に払えそうな金額では希望のエリアになかなか物件が見つかりません。
当時住んでいたマンションは妻の実家から近かったこともあり、なるべく妻はそこを離れたくないと言っていました。
とはいえ、そこはかなり価格の高いエリアで、確かに便利ではありますが私の収入では無理です。
説得して少し離れたエリアでも探しましたが、妻が満足いくような物件が見つかりません。
その内に妻は飽きてしまいました。
私も、狭くてもまだ住めないわけではないので大丈夫だと考えて、だんだん面倒になって探すのをやめてしまいました…。
思えばこの時に継続してマイホーム購入を検討していたら、また違った結果になっていたでしょう。
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選択肢と時間が急激に減っていく
マンション購入は棚上げになったまま、3人目の子どもが誕生。
上の2人も幼稚園に通うようになりました。
もう半年で上の子が小学校に入学するという段階で、再度引越しの話が。
しかし前回と違ったのは、検討エリアが極端に狭くなったことです。
妻は幼稚園のお友達と同じ小学校に通わせたいと言い、学区内のマンションが必須だと言いだしました。
前に探した時にもなかったのに、そんなに狭い範囲で当てはまる物件があるとは思えません。
さらにやっかいなことに妻の実家が、多少予算を援助するから近くに住みなさいと言ってきました。
申し出はありがたいですが、エリアの金額を考えると本当に「多少」です。
部屋を貸してくれていた親戚(妻の叔母)にも話してしまい、4月までのマンション購入が既定路線となっていました。
タイムリミットは半年。
引き渡しを考えるとさらに時間はありません。
そんな状態で、少ない選択肢の中かから、しっかりと条件を吟味する時間もなく物件を探す必要に迫られていたのです。
納得のいくマイホームがなかなか見つからない
インターネット等での検索だけでは限界があると思い、複数の不動産会社にも足を運んで相談をしました。
私が出した条件は次のようなものです。
- 小学校の学区内
- 築年数は問わない
- 駅距離も気にしない
- 予算は4,000万円以内
- 最悪70㎡未満でも仕方がない
厳しい条件に不動産会社も大苦戦……。
本当は4,000万円も出して築年数の古いマンションは買いたくはありません。
それだけの予算があれば、別のエリアであれば築浅で広いマンションが買えることは知っていました。
そもそも、その4,000万円という予算もかなり無理をしています。
そこまで条件を緩和しても、予想通り、なかなか納得いく物件はありません。
幸い、3軒目で出会った不動産会社さんがとても親切で、少し条件を緩和させながらも、熱心に物件を紹介してくれました。
前の2軒は見込みがないと思われたか、適当に図面を見せられて終わりでした。
ようやく見つかったマンションはどうしても好きになれなかった
そんな中、辿り着いたのが、築45年4,200万円のマンション。
小学校からも近く、72㎡あるので、予算以外は条件に合っています。
しかし、当然と言えば当然ですが外観は古く、部屋の中もリフォームが必要な状態です。
それでも妻と義父母は気に入ってしまい、予算オーバーでもこの物件しかないのではないかという方向になっていました。
確かに条件面では最も我が家の希望に近い物件です。
しかし私の中でその物件は生理的に受け付けないと言えば良いのか、これにお金を出したくないという気持ちがぬぐえません。
結論としては、このマンションは私が決めきれないうちに他の方に買われてしまいました。
正直なところ胸をなでおろしましたが、これにより私の立場はより悪くなりました。
「時間も残っていないのにどうするつもりだ」ということです。
やはり大金を出して納得いかないマンションは買えないと再認識した私は、
「一旦検討期間を延ばして、叔母にももう少し住ませてもらうようにお願いしよう」
と妻に主張しました。
子どもは可哀想ですが、身の丈に合ったエリアで考えたいと思ったのです。
しかし、その意見は妻に却下され、義父母に呼びだされ、自分勝手すぎると激怒をされました。
辿り着いたのは予算に合わないマンション!悲劇へ突入
呼びだされてお説教をいただいた3日後に、義母が紹介してきたのが今の家です。
紹介されたマンションの概要
- 築40年の中古マンション
- 床面積70㎡
- リフォーム済み
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駅も、私が通勤で使う路線ではないものの、徒歩10分以内と便利で、もちろん小学校の学区内でした。
ただし、予算は4,600万円!!
探せばいくらでもあると言われましたが、そもそもこの条件では探していませんでした。
しかし、もう時間は残されていないこともあり、私以外の間ではこのマンションにほぼ決まっていました。
4,200万円+リフォームが検討できるなら、4,600万円だって頑張れるだろう、という理屈です。
当初予定の4000万円以内から+600万円です。
ベンツやBMWなど高級車が買える金額ですね。
4000万円で家を買ってガレージにベンツ置いてるようなお金持ちそうなお宅ですよ。
もしやり直せるなら、FPさんに相談して借り入れNGを突き付けてもらえたらよかったです。
そうすれば妻や義母に堂々と断れていたはずです。
深く考えずに購入を決意してしまった…
実際に内見をしてみると、古い割には作りもしっかりしていて、前回買い損ねた物件よりも印象は遥かに良いものでした。
大規模修繕が控えていたり、管理費が高いということは気になりましたが…、ここを逃すともうどうなるかわかりません。
売主さんも値引きに応じるということで、私は内見したその日に購入を決断。
義父母の援助を期待したのも事実です。
まだローン審査や諸手続きはあるものの、ようやく肩の荷が下りた気分になっていました。
しかしこの甘い判断が失敗の原因となったのです!
ローン返済が生活を圧迫して、早々に後悔
多少の値引きはしてもらったものの、当初の購入予算を大きく越えていたこともあり、月々の返済額は収入の3割を大きく越えていました。
さらに、管理費や修繕積立金も決して安くはなく、合計支払い額は月収の4割近くに…。
妻は育児を理由に仕事を辞めており、落ちついたら仕事を探す予定でしたが、そこまで待つ余裕はありません。
特に大きな出費がない月はどうにか赤字にならずに済んでいましたが、少しでも出費が増えるともう足りません。
私は自らお小遣いも減らして、徹底的に節約する生活となりました。
「働き方改革」で、残業代が無くなり給料が激減
家を購入した直後、会社の考え方が大きく変わり、残業がほとんどできなくなりました。
「働き方改革」の名のもとに、一定時間以上の残業や休日出勤を認めない方針となったのです。
決して残業代目当てで居残っていたわけではありませんが、見込んでいた収入に残業代も含まれていましたので、これは大きな痛手。
この結果、収入は目減りし、ローン支払い額は月収の4割を超えました。
かなりヤバいです。
修繕積立金が増額
購入のタイミングで大規模修繕が入っていたので、ある程度覚悟はしていたのですが、早々に修繕積立金の増額の提案が行われました。
私も総会に出席して、抵抗を試みましたが、古いマンションだけにいろいろと無理が来ているようで、今後も修繕の必要があるようです。
理由を聞くと納得しないわけにはいかないのですが、一気に7,000円もアップ!
毎月そんなに増額されたら生活に影響が出るのは必至。
もう出川張りの“ヤバいよヤバいよ”です。
買って半年足らずでこのような話になるのであれば、買わないという選択もあったかもしれません。
仕方がないこととは言え、さらに負担が増えて頭をかかえてしまいました。
生活費に余裕が無くなると夫婦仲がギスギスします
ローン返済の重さと、収入の減少と、苦しい状況が続いています……。
当然子どももこれから大きくなりますので、さらにお金は必要になるでしょう。
毎月どうにか赤字を出さないよう暮らしているため、生活にまったく余裕が無くなってしまいました。
ちょっと家族で外食をしたり、服を買うだけでも我が家には大打撃。
コンビニでお茶や水なんか買えません。
スーパーで安くまとめ買いした物じゃないと…。
今の私にはコンビニで淹れたてコーヒーもぜいたく品です(泣笑
毎月の収入はローンや光熱費などの固定費ですべて消え、ボーナスは赤字の補てんに使われます。子どもの将来の為の貯金も必要です。
頭ではわかっていても、全部我慢しないといけないのはかなりのストレスとなっています。
心に余裕がなくなっているので、怒りっぽくなった自覚がありますし、夫婦喧嘩も多くなりました。
マイホームを購入してむしろ不幸になった気さえします。
今は保険や携帯電話のプランの見直しで出費を抑えつつ、妻の内職で少し補てんしていますが、それでどこまで耐えられるかは疑問です。
もっと強く説得出来ていれば良かったと後悔
マイホーム購入以降、何度も後悔しているのは
「どうしてあの時もっと強く反対をしなかったのか」
ということです。
自分の収入については十分わかっていますので、イレギュラーはあったものの、いずれこうなることは予測できたはずです。
確かに子どもにとっては可哀想なことになりますが、学区を変えることもできました。
家族が不幸になるよりはマシでしょう。
投げやりにならずに、根気強く説得を続けるべきでした。
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![](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_64,h_64/https://warmliving.xsrv.jp/wp-content/uploads/icon_man.png)
マイホームの夢はありますが、エリアを変えられないというのであれば賃貸のままを選びます。
マイホームを購入するなら、無理のない範囲で返済できるエリアを探します。
解決できない金銭的な問題がある以上は、理解してもらえるまで妻や義父母と話を繰り返すと思います。
そして今なら、ファイナンシャルプランナーに相談して「ムリです」と言ってもらえたらよかったと思います。
専門家のNG判断を、妻や義父母に突き付ければ穏便に断れたはずです。
今後は売却も視野に
今後は買ったばかりではありますが、この家は手放す方向で考えなければいけません。
子育て負担の軽減も考えて妻の実家の近くに住んでいますが、もう少し子どもに手がかからなくなれば、離れても問題ないはずです。
税金のことを考えて、購入から5年は待ちたい※補足1ですが、その間にも築年数は古くなります。
周辺の相場状況は小まめにチェックするようにして、場合によっては売却時期を早める必要があります。
少なくとも上の子が中学生になるまでには手放したいと思っています。
補足1/不動産の5年以内売却の税金
マイホーム購入で失敗しないためのQ&A
Q.マイホーム購入はいつから準備を始めるべきですか?
自分の条件に合う物件がいつでもあるわけではありません。
チャンスを逃さないためには、相場の確認だけでも1年くらい前には初めておいた方が良いです。
特に中古住宅の場合は早い者勝ちなので、検証している間に売れてしまう可能性があります。
Q.月々の返済はいくらくらいにするべきですか?
一般的に収入の3割以下と言われています。
しかし私のマンション購入経験から、3割でも危ないと思います。
新築や築浅マンションだと、初めは管理費や修繕積立金は低額ですが、必ず増額してきます。
ギリギリ3割でローンを組んでしまうと、修繕費増額や緊急補修など思わぬ出費に耐えられません。
想定外のことは必ず起こると思って、家計をよく検証してください。
無理なく返せるローン借り入れ額は、年収の5倍~7倍です。
例
年収400万円なら、2000~2800万円
年収600万円なら、3000~4200万円
年収ごとの返済額目安
- 300万円:月5万円~月6.3万円
- 400万円:月6.7万円~月8.3万円
- 500万円:月8.3万円~月10.4万円
- 600万円:月10万円~月12.5万円
- 700万円:月11.7万円~月14.6万円
- 800万円:月13.3万円~月16.7万円
参考:固定金利と変動金利、それぞれの特徴と向いている人|リクルート運営の保険チャンネル
Q.なかなか理想の物件がみつかりません
条件が現実味のないものになっていないか調べてみてください。
どこか譲ることができる条件があれば、それを緩和すれば選択肢は広がります。
その条件は本当に譲っても良いのかどうかは、慎重に考えてください。
また、あなた自身で物件調査するのはかなり大変です。
一括調査サービスを利用するのも一つのでしょう。
このようなサービスを利用すれば、「非公開物件」というお宝情報に巡り合える確率がグンっと上がります。
参考:不動産の一括調査
Q.マイホーム購入で失敗しないために大切なことは何ですか?
コミュニケーションをしっかりと取ることです。
家族は勿論、親類など援助をしてくれる人がいるならその人とも密にコミュニケーションを取って自分の考えを知ってもらいます。
また、不動産会社にも言うべき要望ははっきりと伝えておかなければ、見当違いの提案ばかりを受けることになってしまいます。
まとめ
このページでは住宅ローン地獄についてお話してきました。
まずローンの返済額が「収入の4割」以上あると、間違いなく破綻します。
3割でギリギリです。
出来れば返済額が25%に収まるローンを組みましょう。
生活に余裕が無くなると夫婦仲が悪くなります。
ムリした住宅ローンを組むより、賃貸のままが幸せです。
義理の父母からマイホーム購入を迫られても、条件に合わなければ強く断ってください。
これから住宅ローンを組む場合は、ぜひファイナンシャルプランナーに相談してください。
マイホーム購入時は気分が高揚し、冷静な判断が難しいです。
無理な借り入れではないか、プロの意見を聞きましょう。
すでに限界を感じている場合は、任意売却という手段もあります。
住宅ローン地獄から解放され、精神を安定させれば、生活再建を目指せます。
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あなたの住宅ローン返済が、平和であることを祈っております。