ロールスクリーンが風にあおられて、ウェイトバーが窓枠にカタカタ当たるウザい音にお困りですね?
解決方法は、ウェイトバーをとっちゃえばOK!
ただし、ウェイトバーを取り外しただけではペラペラして、巻きズレを起こしやすくなり、スクリーンの上げ下げ動作がしづらくなります。
そこで、適度な重みのある弾力素材を詰めなおしましょう。
このページでは私が実際に行った、簡単DIYでウザい音を無くす方法と注意点をご紹介します。
ロールスクリーンの風でうるさい音対策
音対策は以下の方法があります。
- 床までスクリーンを引き出す
- 窓枠に緩衝材
- ウェイトバーキャッチャー
- ウェイトバーを弾力ある素材に置き換える
対策 | 音軽減 | 見た目 | 手軽さ |
---|---|---|---|
ロールスクリーンを床上でだぶつかせる | △ | △ | ◎ |
窓枠に緩衝材を貼る | △ | × | × |
ウェイトバーキャッチャー | △ | △ | △ |
ウェイトバーを弾力ある素材に置き換える | ◎ | ◎ | △ |
※私の主観で難易度・見た目を付けています。
一番おすすめは、「ウェイトバーを弾力ある素材に置き換える」方法です!
強風にあおられて窓枠に当たっても、ほぼ音は出ません。
ではそれぞれの方法をチェックしていきましょう。
ロールスクリーンを床上でだぶつかせる
一番簡単な方法は、床に付くほど引き出して、床上でだぶつかせることです。
掃き出し窓など、床に付くほどの長さがあるロールスクリーンで可能です。
床にウェイトバーが接することで、「弱い風」ならスクリーンの横から風が抜けていきます。
ウェイトバーは床上でゴロゴロして、ウザい音は軽減されます。
ただし「強い風」には無力です。
ブわぁ~っとウェイトバーごと持ち上がり、勢いよく床に叩きつけられるため、ガン!ガン!っと余計うるさくなります😟
賃貸なら、階下からクレームが入りそうです。
あと、スクリーンを床まで引き出すと光を多くさえぎる事になり、部屋が暗くなります。
あまりお勧めできない対策ですね。
床上でだぶつかせる方法の特徴
- 弱い風には有効
- 強い風には無力。衝撃音が大きくなりデメリット大
- 床まで届かないロールスクリーンではできない
- 風力に応じて引き出したり、巻き上げたりの手間がかかるし
- 部屋が暗くなるのよ
窓枠に緩衝材を貼る
「窓枠に緩衝材を貼る」方法が提案されていましたので、やってみようと思いましたが…。
見た目がちょっとアレなのと、スクリーンを自由な高さにできなさそう、です。
窓枠全部に緩衝剤を張るのはちょっと…。
ウェイトバーの裏に緩衝材貼る方法もありますが、スタイリッシュな見た目も損なうし、そのうち剥がれそうですし…。
トライ前に窓枠に緩衝材(スチレンボード)をあてがった時点で、ちょっと遠慮させていただきました。
『ウェイトバーキャッチャー』で固定しちゃう
下端で固定する器具、『ウェイトバーキャッチャー』もあります。
引用:楽天
磁石でくっつけるタイプもあります。
引用:楽天
一番下まで引き出し、カチッと固定すればOK。
これでカタカタしづらくなるはず。
両面テープかねじで固定します。
でも強めに風吹くと心配…。
そして、スタイリッシュなオシャレさがロールスクリーンのウリなのに、余計な器具は見えたくありません。
掃出し窓のロールスクリーンの場合は、床に『ウェイトバーキャッチャー』が付くことになるので、
- 掃除のとき邪魔
- 足がつまづく
- 出入りしづらい
と想像します。
腰窓(壁面の中ほどにある窓)限定アイテムですね。
私は遠慮しましたが、このアイテムをお求めでしたらこちら。
金属のウェイトバーを弾力ある素材に置き換える
床上でだぶつかせる方法は、見た目もだらしないし、結局ウザい音出ます。
「他に良い方法は…そうだ、ウェイトバーを柔らかい物に換えればいいじゃん?」
を思いつくのに1年以上かかりました😅
「うるさいと思わなければ気にならない!」
と、“心頭滅却すれば火もまたすずし”がとごとく、「精神修行」を課してきましたが、やはり凡人にはムリ…。
ストレスが少しずつ蓄積されました。。
静音素材に変えたところ、ウザい音はばっちり消えました!
見た目も問題ありません。
言われなければ気づかれません。
適度な重さもあるので、余計なパタパタもしません。
次の章にて、ウェイトバーを弾力ある素材に置き換えた方法をくわしくご紹介します。
DIYに自信のある方はもっとイイ感じにしてください!
ウェイトバーを弾力ある素材に置き換えると、ウザい音が消せます
ロールスクリーンの多くは、直径1cm程度のアルミパイプが、スクリーンの末端に取り付けられています。
両端のキャップを取り外せば簡単に引き抜けます。
スクリーンの末端は筒状に縫製されているので、この中にゴム棒を入れれば解決できそうですね。
ホームセンターでゴム棒を入手しましょう。
もしくは、
- 新聞紙を棒状に丸めて使う
- ほか弾力ある棒状の何か
など、あなたなの身近にあるアイテムを選んでください。
発泡ゴムのコーナーガードを使って、ウェイトバーと置き換えた方法
近所のホームセンターに行ってみましたが、直径1cm程度のゴム棒は置いてなく、注文になるとのこと。
すぐゲットしたかったし、他店に行くのも面倒なので、他に使えそうな素材を物色したところ、
「コナーガード」というアイテムがありました。
家具の角を覆って赤ちゃんが怪我しないようにしたり、建物の角に取り付けて、車両が接触した際の傷軽減をするやつです。
1本1.2メートルで800円。
以外とお値段するんですね…。
色がいくつかありますが、見えなくなるので色は何でもOKでしょう。
というか、あればゴム棒がおすすめ😅
今回はコーナーガードでウェイトバーにした方法をご紹介です。
ちなみにロールスクリーンは「トーソー」の商品です。
手順1:ウェイトバーを外します
画像の商品は「プルコード式」なのでハンドルグリップが付いており、ウェイトバーを抜くとそのグリップもスルッと外れます。
手順2:コーナーガードをウェイトバーの直径程度にハサミで切ります
発泡ゴムなので、柔らかかく、ハサミで切ることができます。
ただ切る時の抵抗が思ったより強いので、小さいハサミでは切りにくいと思います。
私が使ったのは工作用のちょっと大きめのハサミで、段ボールや細い針金も切断できるタイプです。
このぐみゃ~っとした素材は、カッターでは切りにくかったです…。
刃が大きい丈夫なハサミが良いでしょう。
チープなハサミでムリすると、怪我の恐れありです。
お持ちでないなら、一家に一つ、DIYはさみを常備しておくと、今後何かと便利です。
手順3:切り取ったコーナーガードをスクリーン末端に挿入
スクリーンの左右どちらからでも挿入できます。
これで完成です。
作業時間は7分程度でした。
同様にキッチン側の、フィックス窓(はめ殺し窓)のロールスクリーンのウェイトバーもお取替え。
新聞紙を丸めてもウェイトバー代わりになります
新聞など、大きめの紙を1cm程度に丸めて、ウェイトバーにしてもOKです!
先述の「コーナーガード」がなく、もっと手っ取り早くやるなら紙でも良いでしょう。
ただA4の紙だと、中心まで挿入が難しかったです…。
紙を使うなら新聞紙が一番便利です!
↑新聞紙を詰めてもほとんどわかりません。
ハンドルグリップ付けたかったので、中心部はしっかり硬さが出るように、新聞をギュッと丸めています。
両端はペラくても問題ありません。
窓枠などにあたる音はほとんど感じません。
↓動画はわざと叩きつけてペシペシ鳴っていますが、通常の風なら気になる音は全くしません。
挿入するタイプじゃないウェイトバーがちょっと厄介…
浴室のプルコード式のロールスクリーンのウェイトバーは、スクリーンの末端を「Cの字」の棒で挟み込むタイプでした。
バーを外したら、末端に直径が数ミリ程度の、ストローみたいな棒が入っています…。
どうしよ…。
さっきのコーナーガードや新聞紙では対応できないので、ウェイトバーだけ抜いた状態にしています。
それだけでも、一番達成したかったウザい音を無くすという目的は果たしました😅
ツッコミ貰いそうですが、音を何とかしたかったのでとりあえず△。
外しただけなので、作業時間1分です!
ウェイトバーが無いため、弱い風でもパタさ~っと揺れちゃいます。
まぁ浴室なので、入浴以外ロールスクリーンを目にしないから、揺れはあまり気にならないです。
入浴の時は窓閉めるし…。
ちょっと不便になったのが、巻き取り中に手を離すと、ストップ掛からず巻き取りメカ部分でぐるぐるーっと巻き込まれることです…。
こちらは反時計まわりに、ぐるんと下から一回転した状態です。
ウェイトバーが付いていれば引っ掛かりますので、巻き込まれることはありません。
ぐるぐる巻き込まれた後は、次に引出しにくくなってしまいます。
そのため、完全に巻き取る前にもう一度ぐいっと下に引いて、5cmほど引き出した状態で止めています。
「洗濯ばさみ」や「ダブルクリップ」で挟む、など案はありますが、いまはこれでヨシっと…。
メーカー様へご提案「はじめから静音ロールスクリーンはできないの?」
購入後に発覚するウザい音で、残念な気持ちにさせないでほしいです。
メーカーさん、風であおられてもカタカタ音がしない、静かな商品をぜひ作ってください!
ご提案「ウェイトバーはゴム棒にしてください」
ロールスクリーンのウェイトバーは、こういうゴム棒使えば良いのでは?
直径10mm~45mm、長さ200mm~1000mm
ウェイトバーは静音素材でお願いします、メーカーさん!
ご提案「音を楽しむ逆転の発想は?」
発想を変えて、「ししおどし」の心地よい「コンっ~」の様に、あえて風流な音を楽しむ素材にするのはいかがでしょう?
またはある風力になると「かえるの歌」が鳴るとか?
ド レ ミ ファ ミ レ ド~♪
ロールスクリーン静音化で気になる疑問Q&A
よくある疑問をまとめます。
そもそもロールスクリーンの静音化をした方が良いでしょうか?
はい、してください。
ウザいカコーンの音は少しずつストレスとなって蓄積します。
奥様が不機嫌になる原因はコレかもしれませんよ。
少しずつ不快感がたまります。
私にもできますか?(女性)
はい、高度なDIYスキルとか全く不要です。
ハサミが使えればOKです。
コチラをご確認ください
ウェイトバーをゴムに置き換えた場合、見た目がダサくなりませんか?
スクリーン末端の巻きの部分に隠れる長さに収めれば、見た目はほとんど変わりません。
細かいことを言えば、ウェイトバー両端にはキャップが付いていますが、これが無くなるぐらいでしょうか。
デコって、よりおしゃれにしてみるのもアリです。
子供たちに手伝ってもらいましょう。
費用はおいくらでできますか?
1000円以内でできると思います。
私の場合は購入したコーナーガードは800円でした。
これでロールスクリーン4~5個分はいけると思います。
(1個当たり160円~200円程度)
余ったゴム素材は、家具の角に貼ってケガ防止に使ったり、子供の指はさみ防止として引き戸に貼るなど、他の用途でも使えますよ。
もしくは新聞紙を使えば、ゼロ円。
DIYハサミ(2000円程度)は別途必要なので、もしなければこの機会に入手しましょう。
ゴム棒の素材は何が良いですか?
もちろんコーナーガードじゃなくても、ぶつかっても音がせず、ある程度重量のある素材が良いでしょう。
発泡スチロールでは、軽すぎてウェイトバーに向きません。
スクリーンの上げ下げ動作を安定させるためにも、重さが少し必要です。
以下の素材を、お近くのホームセンターでお探しください。
※ご近所にホームセンターが無ければ、ゴム棒はネットでも買えます。
- コーナーガードの発砲ゴム
- ウレタンの丸棒
- 円柱ゴムの棒
どんなロールスクリーンでもゴム棒に置き換えできますか?
コチラみたいに、特殊な形状のウェイトバーは難しいです…。
ウチではウェイトバーを外すだけの対応にしました🙂
もし裁縫ができるならば、末端を筒状に縫い直す、はいかがでしょう?
お裁縫ができれば、どんなロールスクリーンの商品でも、ウェイトバーを置き換えることができるでしょう。
- いったんスクリーンの端部をカット
- ゴム製のウェイトバーを巻いて
- 筒状に縫い合わせる
初めから静音の商品はありませんか?
ちょっと見当たりませんね~、すみませんんん。
あなたからもメーカーさんにぜひ訴えてくれませんか!
トーソー殿
タチカワブラインド殿
ニチベイ殿
サンゲツ殿
ほかロールスクリーンメーカー殿、ユーザーの不満を解決してください!
クレームは宝なりです。
ロールスクリーンはどれぐらいの長さが良いの?
掃出し窓なら床に付いてたるむぐらい、かつ巻き取りメカ部分に一回転以上の長さが良いです。
窓の高さ約+20cmぐらいです。
高さ180cmの掃き出し窓なら、180cm+20cm=200cm
腰窓なら、窓枠下10cm、かつ巻き取りメカに一回転以上の長さにしましょう。やはり窓の高さ約+20cmぐらいかな。
「巻き取りメカに一回転以上」というのは、スクリーンを全部引き出し切ると、メカの金属が見えてダサいためです。
左側はスクリーンを全部出し切った状態、
右側は1回転以上残した状態です。(タップで拡大)
全部出し切るとダサく見えます…。
ロールスクリーン買うときは、1cm単位で長さ指定できますよ!
ロールスクリーン静音化のまとめ
このページでは、
「ロールスクリーンが風吹かれるとウェイトバーが窓枠にあたりうるさい」
の対策方法を紹介してきました。
解決策は「ウェイトバーを取ればOK」でした。
解決策がわかれば、どんな商品も選び放題になります。
「鹿威し(ししおどし)」のように、心地よく「コンっ~」と鳴る商品ならリラックスできるかもですが😌、ロールスクリーンじゃそうもいきません。。
「え、ウェイトバーってとっていいの?」
「とっちゃったら不都合ない?」
と心配になるかもしれませんが、問題ありません、うるさい原因を取り除きましょう。
ただし、スクリーンの末端に何もつけずにいると、軽すぎて、巻き上げのとき「巻きズレ」しやすくなります。
なので、ある程度重さがあり、かつ、ぶつかっても音が鳴らない静音素材を詰めなおしてください。
詳しくはもう一度↑をお読みください。
これからロールスクリーンを買う予定のあなたは、ロールスクリーンのメリット・デメリットを解説したこちらのページもお読みください。
早速購入する場合は、こちらの専門店をチラ見してください。
海外メーカーから国内メーカーまで、個人用、業務用と幅広い商品の取り扱いあり。