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注文住宅おすすめ防犯設備🔑ドロボウが嫌がる防犯対策とは?

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注文住宅の防犯対策!泥棒が嫌がる防犯設備

闇バイト強盗事件など、最近の日本は強盗事件が多発しています。

大切な家族が犯罪に巻き込まれるのではないかと、とても不安になります。

報道はされませんが、日本では1日当たり約43件の侵入盗事件が発生しています。
そして一戸建住宅は一番狙われやすいです。

住宅ローンでカツカツなんで、ウチに押し入っても金目のもの無いぞーっと叫びたいですが😓
泥棒にとって「戸建て住宅はお金もっていそう」と見られるためでしょう…。

これから家を建てる際は、ぜひ防犯設備を採用しましょう。

防犯対策するためにはまず、空き巣や強盗の現状と侵入手口から把握していきましょう。

防犯の基礎力UP!侵入犯罪の現状を知る

手をつなぐ親子(母と娘)

日本は海外諸国と比べると窃盗の件数も少ないですし、安全な国ではあります。
以前、私は財布を落としてしまいましたが、警察署に届けられていました。
安全な国である証拠の一つですね。

しかし、最近の日本は治安が悪くなってきた感じがします。

効果的な防犯対策のためには、犯罪の現状を確認しておきましょう。

空き巣侵入犯罪の件数(警察庁より)
侵入窃盗認知件数の推移(警視庁)

警察庁のWebサイトによると、刑法犯罪は平成14年に約285万件のピークに達し、それ以降は減少、令和4年は60万1,389件でした。

この刑法犯のうち、令和4年の侵入窃盗は15,692件(1日約43件)です。

侵入窃盗認知件数の推移(警視庁)

そして侵入窃盗の発生場所は、一戸建住宅が全体の33%と、一番多く発生しています。
(参考:警察庁

拳銃を右手に持った強盗そして空き巣より恐ろしいのが強盗です。

2024年5月、群馬で2人組の強盗事件が相次いでいます。
2023年3月、東京墨田区で強盗事件があり、住人の60代女性が重傷を負い、19歳の男が逮捕されました。

在宅中に犯人と鉢合わせをしてしまうと、何をされるかわかりません…。
強盗は時として人の命を奪う犯罪、非常に危険です。

今後は、闇バイト強盗が起こることを想定しなければなりません。
これから家を建てるときは、防犯対策が必須であります。

泥棒はどうやって住宅内に侵入するのか?侵入手口を知る!

こちらは空き巣事例です。キーワードは「5分」。後ほど詳しく説明いたします。

防犯対策を行うためにはまず、泥棒がどうやって家に入ってくるかを知っておく必要があります。

窓からの侵入

住宅への侵入で多いのが「窓」です。

腰窓

警視庁のデータでは、一戸建て住宅への侵入は、
第1位 無締り(むじまり)
第2位 ガラス破り
です。

侵入手口で断トツなのが、鍵をかけていない無締りの窓ですが、そのうっかりを無くすことができれば侵入を防げそうです。

夏の暑い日は、風通しを良くするため窓を開けっぱなしにすることがあります。
そんな窓は、侵入者にとって格好の侵入経路となり、危険です。

たとえカギをかけていても、防犯対策がされていない普通のガラス窓は、簡単に破ることができるので、侵入犯の恰好のターゲットになります。

とくに古い住宅の窓は、最近の住宅よりも防犯性能がかなり劣るので、古い住宅は泥棒に狙われやすくなります。

窓ガラスの侵入手口「ガラス破り」について

「無締り」は住人が防犯意識を高めれば対策できますが、次に多い侵入手口「ガラス破り」は、窓を閉めていても侵入されちゃいます。

ガラス破り
旧タイプのサッシのクレセント錠(防犯対策無しのカギの例)

サッシのクレセント錠付近に、工具で手が入る大きさでガラスを割り、そこから手を差し入れて錠を開ける方法です。

今のサッシのクレセント錠は、外から開けにくい構造になっているのですが、昔のサッシはそのような防犯対策はされていません。

でも大丈夫。
侵入者の手口が分かってしまえば、その弱い部分を補強すればOKです。
後ほど対策を解説します。

玄関ドアからの侵入

玄関ドア侵入者は、大胆にも堂々と玄関ドアから入ってきます。
過去にはドアを破る事件が横行したので、最近のドアはとても頑丈で、防犯性は上がっています。
しかしカギをかけ忘れて外出してしまうこともよくあり、その瞬間を狙われて泥棒に入られています。

尚、ドアは正面玄関だけではありません。
サザエさんちみたいな勝手口があるお宅では、そこも狙われてしまします。
2024年5月群馬県の強盗事件でも、「住宅裏手のドア」から押し入ったそうです。

勝手口のドアの多くは、外からの見通しが良くない箇所にあるケースが多く、泥棒にとっては侵入経路として格好の場所になっています。
最近の注文住宅では、防犯対策として勝手口を付けない間取りが多くなっています。

ドア開錠器具/ピッキング(警視庁)ドアの開錠器具(警視庁)

警視庁のページで開錠器具が紹介されています。
ドア開錠器具(警視庁)

もしこれらの道具を車に積んだままにして警察に職務質問を受けたとき、かなり不利な状況になるのでご注意を。

参考:警視庁

玄関ドアから侵入の手口「カギがかかっていない」

玄関ドアから侵入する

不用心にも、ドアにカギをかけずに外出してしまう人が多く、その無施錠のタイミングで侵入者に狙われてしまっています。

「ちょっとそこまで」
と、軽い気持ちでコンビニへ出かけ、その数分間のうちにヤられてしまっています。

宅配業者の服を着た泥棒ならば、カギがかかっていない玄関から侵入しても、ご近所の目も簡単にごまかせます。

ということで、外出するときには鍵をかけましょう。
在宅時にもカギをかけて下さい。

これからの時代は、用心レベルを引き上げなければなりません。

玄関ドアから侵入の手口「こじ破り」

こじ破り

ドアのこじ破りとは、ドアとドア枠の間にバールなどの工具を差し込み、強引にこじ開ける方法です。

こじ破りの特徴は、「ピッキング」のような特殊技術を必要としない点です。
少しお力のある人なら、誰でも出来てしまいます。

古典的な手段ですが、決して侮れません。
最近の玄関ドアは頑丈にできているので、そう簡単にこじ開けることは難しいですが、古いお宅の貧弱なドアなら簡単に破られてしまいます。

玄関ドアから侵入の手口「ピッキング」

こじ破り

ピッキングは、ドア錠の鍵穴から特殊な工具を差し込んで、錠の内部を不正に操作して開ける方法です。
特殊な工具が必要であり、技術も必要なのですが、過去に流行した時期があって大きな社会問題にもなっていました。

しかし、ピッキング犯罪の多発を受けて、ドアメーカーはピッキング耐性の高いカギを開発しました。

最近のドア錠はピッキングが困難な形状になっています。
開錠技術の高い泥棒であっても、簡単には開けられなくなりました。

参考

玄関ドアから侵入の手口「サムターン回し」

「サムターン回し」は、ピッキング犯罪の流行と共に現れた開錠方法です。

「サムターン」とは、ドアの内側から錠を開けるツマミの部分です。
サムターン付近にドリルで穴を開け、その穴に開錠工具を差し込んで、強引にサムターンを回転させ解錠する手段です。

古いお宅のドアは対策がされていませんので、リスクの高い状態にありますが、最近のドアはサムターン回しができないように作られています。

参考
https://www.miwa-lock.co.jp/tec/support/glossary/crime/3.html

穴を開けなくても針金で開けることもできます。

玄関ドアから侵入の手口「カム送り解錠」

カム送り解錠はドア錠のシリンダーと呼ばれる部分を浮かせ、それで出来た隙間から針金状の工具を差し込んで不正に解錠する手段です。

これはピッキングなどとは解錠のメカニズムが異なるので、新たな対策が必要とされました。
しかし、今の錠ではカム送りが出来ない構造に改良されているので、この手法での開錠はできません。

やはり古い住宅では、カム送りが可能なドアになっている可能性があり、危険です。

新しいドアに交換すれば防犯性が飛躍的に上がります。

参考
https://mazken.jp/lands/cnts/security/security_07.htm

泥棒を敷地に入れない方法は、無い

戸建て住宅の敷地

最近は外構部分をオープンな作りをすることが多いですが、「侵入を防ぐ」観点からは無防備状態です。

屋敷を囲う壁に先端がトガった防犯フェンスを設置することも有りますが、本気で侵入してくる泥棒は、それも乗り越えて敷地に入ってしまいます。

プライバシー確保と泥棒の侵入を防ぐため、人の身長より壁を高くする方法もありますが、いったん入られると外部から内側の状況が見えなくなり、かえって危険性が増します。

そして宅配業者を装った侵入犯もいますので、一見して不審者であるか見分けるのが難しいです…。

つまり、一般的な戸建て住宅では、敷地内への侵入を物理的に防ぐ方法はほぼありません。

防犯フェンス(忍び返し)

防犯フェンスもトゲトゲした見た目から、外部に威圧感を与えるので住環境を悪くします。
絶対侵入を防ぎたいなら城壁を作るしかありませんが、当然現実的ではなく、これは映画の世界…。

ということで、敷地への侵入防止対策はあきらめて、敷地境界はオープンにして、キレイな花壇や植栽を設け、普段使いを重視したほうが良いでしょう。
むしろ見通しを良くする方が人の目にさらされるため、防犯効果は高いです。

泥棒の気持ちを知る!泥棒に嫌われる家とは?

住宅に侵入される前に、そもそも避けてくれる家を目指しましょう。

侵入をあきらめた泥棒「この家ムリ!」

そのためには泥棒の気持ちを知ることが重要です。

元泥棒へのアンケート「侵入をあきらめる時間は?」→5分

泥棒を防ぐためには、泥棒の気持ちを知っておくことは、防犯対策にとても有効です。

警視庁(官民合同会議)は、元泥棒に、
「建物への侵入に、何分かかったら諦めますか?」
というアンケートを行いました。

その結果はこちら。

侵入をあきらめる時間
1位2分~5分51.4%
2位5分~10分22.9%
3位2分以内17.1%
4位10分以上8.6%

1位と3位の結果から、侵入に5分以上かかればあきらめる泥棒が約7割、とわかりました。

侵入に5分かかればあきらめる泥棒7割

ということで、「泥棒の侵入攻撃に5分耐える」製品開発をすることになりました。

「防犯性能が高い部品」とはつまり、「侵入攻撃に5分耐える」部品であります。

防犯サッシマークの「CP」「警察庁と民間企業合同で防犯部品を開発」について
平成14年、警察庁、国土交通省、経済産業省、民間企業と連携した、
『防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議』
にて、泥棒の侵入を防ぐ建物部品の開発や普及活動を開始しています。
この時生まれた1つがCPマークです。

「CPマーク」は防犯性能のあかし

官民合同会議では、「侵入までに5分以上の時間を要する」建築部品、約3000品目を掲載した「防犯性能の高い建物部品目録」を作成しました。
そしてこの防犯性が高いと認められた建材には「CPマーク」が貼られています。

この「建物部品目録」に掲載された部品たちは、試験によって安全性が高いと証明されたものなので、ぜひ積極的に採用をしてください。

泥棒が嫌がる4要素、目・音・光・時間

泥棒が嫌がる4つの要素とは、目、光、音、時間です。
これらの要素を組み合わせることで、住宅の防犯対策を強化することができます。

「目」は、人の目にさらされるデザインであったり、防犯カメラの設置が有効です。
泥棒は、目撃されることをとても嫌います。
監視カメラを認識すれば、泥棒が侵入を試みる前に撤退する可能性が高くなります。

「光」は、泥棒が侵入しようとする場所を照らし出す事です。
特に夜間、外灯やセンサーライトで侵入口付近を照らせば、泥棒は侵入しにくくなります。

「音」は、泥棒は音で人に気づかれることを嫌がります。
セキュリティシステムの警報音や、敷地に敷いた砂利を踏む音で泥棒が逃げる可能性が高くなります。

「時間」は、泥棒が住居侵入にようする時間が長くなるほど嫌がります。
CPマーク付の窓は侵入を遅らせることができるので、とても有効です。

これらの要素をうまく組み合わせることで、住宅の防犯対策を強化することができます。
ぜひ泥棒に嫌がられる家を目指しましょう。

可能な限り設置したい防犯対策建材

CPマークが付いた建材は、確かに家屋への侵入をしにくくする効果はありますが、敷地内への侵入は許してしまう弱さがあります。
CPマークの建材は「時間」の要素にフォーカスした防犯対策です。

防犯力向上のためには、複数の防犯要素(目・光・音・時間)を組み合わせることが有効です。

この章では、注文住宅に設置すると防犯性能が向上する設備を紹介します。

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侵入をためらわせる「防犯カメラ」

防犯要素:

まず挙げられるのが防犯カメラです。
住宅内への侵入だけでなく、敷地への侵入阻止にも非常に有効です。

防犯カメラには2つの効果があります。
それは「威嚇」と「記録」。

威嚇とは不審者に「侵入した場合にはその証拠が記録されるぞ」と示す効果。
記録とは仮に侵入に及んだときに、その犯行を記録して裁判に役立てる、というものです。
いずれの効果も犯罪の阻止と予防に役立つもの。

最近はドラレコも普及しているように、「カメラで写しているぞ」を示すのは、悪いことを考えている人には一定の抑止効果が期待できるアイテムです。

家屋へ侵入攻撃をされる前に防御する、優れた防犯設備なのです。

カメラ付きインターホン

防犯要素:

インターホンは玄関ドアを開けずに、訪問者を確認できる点で防犯性に優れています。
と言うのも、ドアチェーンだけでは刃物を持った侵入者は防ぎきれないからです。

古いお宅では声だけのインターホンが多いですが、今ではカメラ付きインターホンが主流となっています。
カメラには録画機能が付いていて、インターホンを押した瞬間に録画が開始されます。

空き巣なら、在宅中かどうかインターホンを押して確認することがあります。

犯罪者にとっては録画されると都合が悪くなります。
なのでカメラ付きインターホンのお宅ならば、狙いから避けてくれる可能性が高まります。

侵入者を威嚇する効果がアップしますので、ぜひ採用しましょう。

防犯砂利を屋外に敷く

防犯要素:

意外かも知れませんが、砂利には防犯効果があります。

砂利敷の上を歩くと「ジャリジャリ」と音がすため、不審者の侵入を家人に知らせることができます。

侵入者も砂利の上を歩くと音が鳴ることを知っているので、砂利敷きの家は嫌がります。

さらに普通の砂利より大きな音が出る「防犯砂利」は、より防犯効果を高めた砂利です。
軽く踏むだけで大きな音が出るように作られています。
窓の下など家の周囲に撒いておけば、不審者が敷地内に入って来た場合、家の中にいても踏む音に気づくことができます。

泥棒は音を嫌います。
防犯砂利の効果を知っている泥棒は、その家を避けてくれるでしょう。

センサーライトを侵入経路に設置

防犯要素:

センサーライトは、人を検知すると、その部分をライトで照らすという機械です。
暗闇の中で動く侵入者を強い光で照らします。

泥棒は、外から見えにくく目立たない部分を好みます。
例えば、家の裏の窓や勝手口など。

これらの箇所は昼間でも目立たない箇所なのですが、日が暮れると一層見えにくくなります。
そして、このような部分は侵入者にとって格好の場所となるのです。

しかし、そのセンサーライトを設置しておけば、侵入者の動きを察知して照らします。
侵入者にとっては見つかるリスクが高くなるので、侵入を諦めさせることができるのです。

スマートキー玄関ドアを採用する

防犯要素:時間

スマートキーは電気的に施錠と解錠をする新しいタイプの錠です。
今までは鍵が必要だったのですが、スマートキーは鍵がなくても操作が可能です。

最近の車ではスマートキーが主流になっていますよね。

スマートキーはリモコンやスマホで操作が可能です。
ピッキングやサムターン回しで開けることも非常に困難です。
このドアを破るにはとても時間がかかるでしょう。

タイプによっては自動的にカギをかける機能(オートロック)もあります。
これでうっかりカギのかけ忘れを防止できますね。

侵入盗被害では、無締りドアからの侵入が多いです。
でも自動でカギをかけてくれるスマートキーであれば、防犯力が非常に高くなります。

顔認証でカギが開くタイプもありますので、オートロックで締め出しを防ぐことも可能です。

防犯窓ガラス

防犯要素:時間

窓は泥棒が積極的に狙う場所です。

ピッキングで玄関ドアを開けるのは、時間もかかるし、テクニックも必要です。
でもガラス窓は、手っ取り早く侵入できるので、泥棒に好まれる侵入経路です。

主な手口は、サッシクレセント錠近辺に穴を開けて、解錠するというものです。

しかし防犯ガラスは、ガラスの中に特殊な樹脂のフィルムが入っています。

攻撃すればガラス自体は割れますが、中のフィルムは簡単に貫通することができない、とても丈夫なものです。

その結果、侵入者はクレセント錠を開けることが出来ず、5分の攻撃時間に耐えることが可能です。

「防犯フィルム」を窓へ後付けする

防犯フィルムは既存の窓ガラスに貼る事が可能です。

旧式の窓は、防犯フィルムが入っておらず、防犯性は高くありません。

しかし、このフィルムを貼れば、何も対策していない窓よりは強固になります。

そのため、侵入者は予想より侵入時間がかかることになり、あきらめて退散してくれることが期待できます。

サッシのクレセント錠の強化する

クレセント錠はサッシ中央の錠で回転させて締める錠です。
基本的に、窓のクレセント錠近辺を破られて解錠される手口で侵入されます。

しかし、今のサッシのクレセント錠にはロック付きタイプが主流で、外側から簡単には開けられない仕組みになっています。

そのため、開錠に時間をかけさせ、侵入を諦めさせる効果が期待できます。
古いクレセント錠ならば、ロック付きクレセント錠に交換しましょう。
ドライバーがあれば自分で交換可能です。

補助錠のサッシへの取付け

補助錠は、クレセント錠の他に設置する窓用の錠です。
これを付けると2箇所の施錠となるため、防犯効果が向上します。

今のサッシなら補助錠付が主流ですが、後付けも簡単にできます。

施錠箇所を2カ所にすれば、攻撃箇所も2倍になるので、時間を稼ぐことができます。

前述のように侵入に5分かかると、あきらめる泥棒が7割です。

防犯フィルムと併せて開錠に時間をかけさせ、防犯効果を向上させましょう。

窓シャッターの設置

防犯要素:時間

窓シャッターはサッシに取り付けるシャッターです。

シャッターにはロック機構が着いているので、シャッターだけであっても高い防犯効果と威嚇効果が期待できます。

窓シャッター破るのに時間が掛かるため、当然ながら、破るのに時間が掛かるならば侵入を諦めさせやすくなります。

また、最近は台風が強烈になってきています。
窓ガラスが割れる被害を防ぐ防災にも期待できます。

面格子の窓への設置

防犯要素:時間

面格子はサッシの外側に設置する金属製の格子です。

面格子を破るためには、複数箇所の格子を破壊して外さなければなりません。

当然ながら人が侵入するだけの範囲を外さなければならないため、時間が掛かります。
また面格子を破ったとしても、(閉じていればですが)その内側にはサッシがあるため、侵入時間が稼げます。
侵入攻撃に「5分」耐えれば7割の泥棒が退散してくれます。

よって、侵入者を諦めさせる効果が高いと言えます。

万が一のための非常通報装置の設置

これまでご紹介してきたものは、泥棒の侵入を防ぐ設備でした。
今回は最終手段としての通報装置のご紹介です。

非常通報装置は押すだけで、警察署や消防署に通報が行くシステムです。
万が一、不審者の侵入を許したときに、素早く警察に通報ができます。

緊急通報はスマホでも可能ですが、突然のことでパニックになれば、通報が遅れてしまうかもしれません。
そして大事な家族に危害が加わる可能性があります。

しかし、非常通報装置であればボタン一つで110番通報が可能で、イザというときの心強い装置になります。

注文住宅VS建売住宅の防犯力

ここで注文住宅と建売住宅の、防犯性能にについて比較します。

注文住宅は防犯力を高めやすい!

注文住宅の大きな特徴は「設計の自由度が高い」点にあります。

よって、防犯設備を全部乗せして「鉄壁の家」も可能です。

例えば、窓や玄関部分に防犯性の高いドアや錠、そして防犯カメラ、センサーライト、オートロック玄関ドアなどの設置が最初から可能です。
見た目のオシャレさにも気を配りつつ、最強の防犯力を作り出すことができます。

後付けするとちぐはぐは見た目になったり、コストアップになります。
やるなら初めからがオトクです。

防犯カメラを前提としたデザインにできる

例えば防犯カメラは、侵入攻撃に弱い部分を確実に映るようにしなければいけません。

そのため、注文住宅は「防犯設備が設置されることを前提にして設計」できます。

しかし、建売住宅はカメラの設置を設計段階で考えてはいません。
映すべき箇所を映せない場合もあり得ます。

注文住宅の自由さは、防犯面でも有利になります。

建売住宅は防犯力が不利になりやすい

建売住宅はとにかくコストダウンを、という場合が少なくありません。

そのため、防犯カメラ、センサーライトなどは標準仕様に無く、後付けになります。

防犯設備は、タイプによっては後付けと先付けでは、防犯効果が違うものがあります。

例えば防犯カメラ。
後付けだとどうしてもケーブルが露出し、切られるリスクが有ります。
しかし、先付けであれば、そのリスクを無くすことができます。

また、後付け設備は別途施工費がかかりますので、コストアップにつながります。
そして住宅ローンとは別で、防犯設備に数十万の支払いが発生するのは、かなりキツイです…。
おそらく住宅購入した後は、貯金に余裕がありません。

なので、別途費用を考えると「やっぱ、イイか…」の気持ちになり、防犯力が落ちることになります。

防犯設備費込みで住宅ローンを組める注文住宅は、支払い負担がラクです。

このように、防犯性能を考えるならば、注文住宅に軍配が上がります。

より強力な防犯設備!警備会社の「ホームセキュリティ」

次に、より最強な防犯手段である「警備会社との契約」についてご紹介します。

日本の代表的な警備会社、ALSOKとSECOMの大手2社について取り上げます。

「ホームセキュリティ」とは?

ホームセキュリティとは、家庭内での不審者や災害に備えて、センサーやカメラなどを活用したセキュリティ対策のことです。

ALSOKやSECOMのサービスでは、24時間監視センターによるモニタリングや、不審者侵入時の警備員派遣など、高度なセキュリティ体制が整っています。
警備員を常に地域各所に散らばって配置し、通報があると素早く駆け付けられる体制をとっています。
警備員が対応する時間は24時間、365日体制です。

泥棒は人の目を一番嫌がります。
もし住宅へ侵入中に警備員が駆け付けてしまい、見られるどころか逮捕されるかもしれないことを想像すると、泥棒はあえてその家へ侵入することは避けるでしょう。
どうせ泥棒に入るなら、ALSOKやSECOMの無い家を狙います。

そこがホームセキュリティに加入する大きなメリットであります。
強烈な威嚇ができます。

また、ホームセキュリティでは、火災発生の検知も可能です。
不在時に火災が発生したとき、通報が遅れ全焼、となるのを防ぐことが期待できます。

ALSOKの特徴

ALSOKは警備会社のリーディングカンパニーとも言える会社で、警備に関するノウハウも最先端を走っています。

防犯設備が最先端であることも大きなメリットなのですが、ALSOKでは社内で救命講習を実施、社員の1.5万人が修了しています。
そのため、万が一のアクシデントがあったとしても現地での適切に対応し、顧客の生命を守ります。

ALSOKのホームセキュリティは、一人暮らし向け、家族向けなど、住人のライフスタイルに合わせてプランを選ぶことができます。

ALSOKの月額料金は、
「セルフセキュリティ」プラン:990円
「オンラインセキュリティ」プラン:4070円~
があります。

家族向けプランである「オンラインセキュリティ」には、初期費用別に、
「お買い上げプラン」
「レンタルプラン」
「ゼロスタートプラン」
が選べますあります。

SECOMの特徴

SECOMは業界で最も契約件数の多い会社です。

実績が多いだけにノウハウの蓄積も多いと言えます。
さて、SECOMのホームセキュリティの特徴は防犯機器の研究開発まで及んでいる点です。

セキュリティ機器の操作は難しいイメージがあるのですが、SECOMは機器が使いやすいという評判があります。

SECOMのホームセキュリティは戸建てプランとして「ホームセキュリティNEO」というサービスを展開中。
費用は月額で6900円からとなっています。

ホームセキュリティの注意点

ホームセキュリティは警備会社の作り上げた高い防犯を誇るシステムです。
しかし、契約者の防犯への意識が低いならば、防犯効果を下げてしまいます。

例えば、庭造りを楽しむため、庭木を茂らせ過ぎると見通しが悪くなってしまい、防犯効果が薄くなってしまいます。

もしくは、玄関まわりに鍵を置いておく「置き鍵」をしている家もあります。
このような家は防犯意識が欠如していると言わざるを得ません。

確かにホームセキュリティは防犯効果を大きく上げるサービスですが、生活する人の意識が低いならば、ホームセキュリティの効果を下げてしまいます。

基本的な防犯対策をしつつの、ホームセキュリティであることを心得てください。

住宅の防犯対策まとめ

このページでは注文住宅の防犯対策についてご紹介してきました。

この記事の要点としては以下のようになります。

  • 侵入犯罪の現状と手口
  • 注文住宅で有効な防犯設備の紹介
  • ホームセキュリティ会社の効果

防犯設備にはさまざまな種類があり、適切に組み合わせて使えば、安全性がグッとアップします。

家づくりはとてもエキサイティングで、気分が高揚しますが、犯罪を防止する安全性も計画してください。
でもどんなに計画しても、完璧な防犯対策を実現することは難しいかもしれません。

予算が許す限り可能な防犯対策を行えば、被害を最小限に抑えることが期待できます。

また、防犯設備を入れたことで、安心しすぎて油断してしまわないようご注意ください。
「置き鍵」は古き良き昭和時代まで。
強盗事件多発の令和時代は、防犯力に気を配りましょう。

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    ヨシオ

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