シンイチと申します。
50代になりました。
私は10社のクレジットカード及びカードローン会社に、限度額いっぱいの借金があります。
その結果、私は合計約700万円の債務を弁護士に預けることになりました。
これは典型的なギャンブル依存症の借金です。
今から、その理由についてお話しします。
700万円の借金を作った要因について
まずは借金を負ったきっかけについて、振り返っていきます。
心の弱さがあった
私は若い頃に、
「安定した収入を得て、快適な生活を過ごしたい」
と考えていました。
庶民の私は、自分の収入で生活をすることで、身の丈に合ったライフスタイルに幸せを感じることが最優先だと思っていました。
しかし、欲望は次第に変化してきました。
「もっと上の生活を追求したい」
「無理してでもそれを手に入れたい」
「かっこいい車が欲しい」
「楽しいことをたくさんしたい」
「贅沢な生活がしたい」
などの思いが強くなりました。
それは、バブル経験者に限らないかもしれません。
収入が増えれば良いのですが、そうもいかない環境や自分の能力でした。
収入が増えるにつれて生活レベルも上げてしまい、お金が出ていくだけだったのです。
出費癖が身につき、今が大事、将来のことは後で考えるという状況に陥っていました。
※関連する借金600万円クズ野郎の債務整理のページもお読みください。
行動を制限できなかった
自分の欲求に屈し、我慢をすることができず、自己主張をすることが重要だと考える性格が根付いてしまった。
結婚し、子供が生まれた後も、自分の娯楽に夢中で、借金をしてしまったのは、この性格が治らなかったためです。
将来を考え、欲求を抑え、貯金や投資にお金を回すべきだったと今は強く思います。
ギャンブルで十分な収入を得る快楽を体験してしまった
過去にはギャンブルで連勝し、収入を得ることができる時期がありました。
パチスロでは給料の何倍も勝て、競馬では60万円を的中することも。
しかし、長くやっていると、勝つ時、負ける時が必ずあります。
そして、負けが続くと転落するのはあっという間ですね。
それでも、自分が最高だと自信を持っていたが、実際にはギャンブルに依存していて、負けが続くと、負けを取り返そうとして、さらに借金を作ってしまいました。
結果として、カードローンの借入限度額が預金残高を上回っていました。
「お金は、追えば逃げられる」
という格言が当てはまり、自分自身が経験したことを踏まえ、今ではギャンブルを止め、借金を返済する努力中です。
競輪と競艇もやっていません。
しかしながら競馬だけはまだ辞められずで、日曜日のメイン(重賞)に絞ってやっています。
- 投資額は3,000円程度の自分の小遣い範囲で買える
- 100円が数十万円になる可能性
- 勝率1割でもプラス収支になる
- 騎手やサラブレッドが大好き
これらの理由から、完全に足を洗うことができずにいます。
現在の状況
借金の総額と内訳について
現在の会社管理職53歳。債総額750万円で過去最高を更新。
うち450万円が自己借金(生活&遊戯ローン)で、残り300万円が学費ローンです。
ただし、これだけではないのです。他に住宅ローン・自動車ローンも併せて
なんと総額2,250万円也。自分の年収の約3倍まで増えました。
さらには借入には利息が付きもの。自己借金の400万はすべて年利15-20%の高金利です。
現在私は管理職をしています。
債務の総額は750万円。
過去最高を更新しています。
うち450万円は自己借金(生活&遊戯)、残り300万円は学費ローンです。
しかし、それだけではありません。
住宅ローン・自動車ローンも含めると、総額は2,250万円にもなります。
私の年収の約3倍まで増加しました。
さらに、借入には利息が付きます。
自己借金の400万はすべて高金利15~20%なので負担が大きいです。
債権者について
借金の支払い遅延を繰り返すと、クレジットカードの使用制限がされるほか、債券管理会社へ債権譲渡されるようです。
そうなると返済の催促がより厳しくなり、自宅や携帯電話だけでなく、個人名で会社まで催促が行われることがあります。
返済できている間は上客扱いだったのが、返済が滞ると一変して指名手配の犯罪者扱いです。
私が会社不在でも
「要件は、本人に電話が来たことをお伝えすればわかります。」
と伝言を残す始末…。
(会社では、ストーカーか借金催促か、と噂が広まってしまいました。)
ひと昔は会社や家に借金の取り立てが来るのをテレビドラマで見ましたが、現在では会社へ取り立てに来るのは法的に禁止されています。
主に郵送や電話での通知が行われています。
また、催促の電話は、会社は営業時間中、自宅は20時までと制限が設けられています。
返済方法について
少額の債務はまだリボ返済中で、これが減らないでいます。
一方、50万円から100万円の債務は利息しか返済できないため、債務整理を選択しました。
しかし、個人再生には未だ至っていません。
この方法を選ぶことで、弁護士の交渉により利息がほとんど免除されますが、その代わりに信用機関に名前が載るため、一切のクレジットやローンが組めなくなります。
これはブラックリストと呼ばれます。
弁護士費用や返済方法については公表を差し控えます。
なぜなら元々自分の給与所得内で返済可能な計画でのローンだからです。
それと金利が他のローンとは格段に違い利率が低い為です。
要するに自分の給与所得で支払い困難又は不可能になった高金利を含めた借入を
対象としたものです。債務整理とは支払い不能な金利を減額又は無くす対価として
弁護士報酬を支払うものです。
こちらのページもご覧ください。
住宅ローン地獄!身の丈に合わないマンション購入で後悔【収入の4割返済】
現在のメンタルについて
元本と利息の支払いが遅れ続けると、契約が解除され、一括返済を求められます。
そんなのは対応不可なため、すべてが崩壊し、仕事も失って収入源もなくなり、返済が不可能になります。
その結果、家庭を失うことが最悪の事態と考えています。
「絶対完済できる」と、できるだけ前向きな気持ち・希望を持ち続け、精一杯やることが重要です。
本業で昇進・昇格を目指す、
副業など第二・第三の収入源を確保する、
で完済することを目指しています。
その原動力は家族やごく親しい友人たちの支えです。
「逆転人生を勝ち取る」そして「恩返しをする」ことを心に誓い、日々の生活に励んでいます。
借金による自分の周りへの影響とは
実家・身内に対して
お恥ずかしながら実家から学費や生活費の援助を受けていましたが、それももう限界です。
実家にはもう資産や財産はありません。
あとは施設に入った母が亡くなった後、古い一戸建てを売却することしかできません。
その時は兄弟と分与しますが、いくらにもならない状況です。
妻方の実家にも娘の学費など、いくらか援助を受けていました。
そのうち妻の父が亡くなり、現在は年金と貯金で生活している母だけで、食費など一部の生活費だけ支援して貰っています。
自分の家族に対して
専業主婦だった妻もパートに出てもらって、持っていたブランド品も売り飛ばしてもらっています。
子供にも小遣いをろくに渡せず、いつもお金の心配をかけ、本当に父親として、情けなく胸が張り裂けるくらい心苦しい毎日です。
日々の生活に対して
正直に申し上げますと、このような状況で会社勤務が継続できるのか不安です。
日々の生活費の問題(カード使えない、貯金がない)があります。
基本的には、アルバイトは禁止の会社ですが、会社が休みの日に、1日単位でできるアルバイトをしています。
所得税、市民税で会社にバレないように、別で確定申告をして、副業で稼いだ税金を支払っています。
また、絶対にケガをしないよう注意しなければなりません(労災対象外はもちろん、バレる原因になります)。
まとめ
頭脳労働も肉体労働もほとんど休むことなく行っていますが、身体を壊し健康を損なうと元も子もありません。
自分を支えてくれる人のためにも、必ず休息を取り、心と身体のケアを忘れずに行ってください。
自分を大切にすることが重要です。
私は精神が崩壊し始めた時、弁護士に相談し、債務整理という手段で返済する道筋が見えたところで、メンタルが回復してきました。
どんなに多額の借金があっても、返済の終わりを作ることができます。
この体験談があなたに役立てば幸いです。
(体験者シンイチより)