ウチのアイランドキッチンでは、三菱電機のIH『びっくリングIH』を使っています。
定価は425,000円でした。(実際は20万円程度で購入しています)
びっくリングIHの最新ページはこちら。
IHクッキングヒーターの主なメーカーは、
パナソニック
三菱電機
日立
クリナップ
などがあります。
どのメーカーも大体同じような機能なんですが、より差別的特長があるのは、パナソニックの『トリプルワイド』と、三菱の『びっくリングIH』でした。
注文住宅のおすすめ設備の一つとして、IHはイチオシです!
このページでは『びっくリングIH』の機能と使った感想を紹介していきます。
購入を決めた『びっくリングIH』の特長とは?
ウチのアイランドキッチンで採用した、三菱電機『びっくリングIH』(型番:CS-PT34HNWSR)の感想としては、使いやすい&便利です。
では一つ一つ解説してきます。
業界最大のコイルで広い面積を加熱可能
引用:三菱電機
コイル全体の直径が、一般的なIHのコイルに比べて大きいです。
そしてなんといっても5分割されたコイルの形状が特徴的です。
鍋がある位置のコイルだけ加熱することで節電効果があります。
小さい鍋だと中央のコイルだけ加熱、卵焼き用の縦に細長いフライパンだと、中央と外側上下のコイルだけ加熱するなど、鍋の大きさを自動検知して効率良い通電を行ってくれます。
茹で物の場合は、効率的な対流を発生させることができます。
麺をゆでるとお湯の中でぐるぐる回っていますよ。
ガスコンロと比べると、火があたってる部分だけ強く加熱され、その加熱部分にある具材は他より焦げ付くから気を使うことがありました。また、従来式のIHでも中央部分だけ強く加熱され、焼きむらがでます。
びっくリングでは大きいフライパンでも端までまんべんなく加熱し、焼きむらを少なくできます。
これらの加熱方法を三菱電機では「びっくリング加熱」と呼んでいます。
熱風調理できるオーブングリルが付いている
従来のIHに付いているグリルは電熱線だけで加熱すると思いますが、『びっくリングIH』では熱風も循環させて調理します。
今流行りのノンフライ調理ができるので、油控えめのヘルシーから揚げが作れちゃいますよ。
ノンフライ調理器に興味があるあなたは、新たに数万円で購入しなくても、この『びっくリングIH』で出来ちゃうからコスト削減になりますよ!
グリルを使う際に面倒だった水張りは不要です。
肉・魚を焼いてもあまり煙はあまり出ません。
これすごいことです。
ふつうはグリル使うと、煙が出まくって部屋中香ばしいニオイに包まれますが、『びっくリングIH』のグリルなら煙やにおいが激減です。(無くなりはしません)
そしてウチでは「グリルチキン」モードをよく使っております。
チキンを入れて焼く時間をセットして、ボタンをピッで、イイ感じでチキンが焼きあがります。
グリル庫内照明で扉を開けなくても中の焼き具合がある程度確認できます。
…でも、湯気で曇って良く見えないです。
ちゃんと確認したいときは、サッと一瞬開けて、焼き具合を見るべし。
グリル庫内にすっぽり入るグリルディッシュが付属しています。
3口ある
2口より3口あると何かと安心です。
ほとんどは左側の大きいコイルの方で調理しますが、たまに3か所同時使用したい時もあります。
ゆで卵、野菜炒めや焼き魚、ベーコン焼きなど、同時に調理して朝ごはんはチョッパやで用意できます。
火力調整ダイヤル
火力調整ダイヤルは直感的にわかり易くて私は好みです。
天板のタッチパネルでピッピッと押して調節するタイプは、ちょっとやりにくいです。
火力を小⇔大
とダイヤルをひねるタイプが直感的に使いやすいですね。
使用するときは、ダイヤルを押すと、ダイヤルが飛び出してきます。
使わないときは、ダイヤルを押し込んで収納されるので、ツルっとスッキリです。
天板のボタンをピッピタイプは、一目ではわかりにくいですが、ダイヤルが飛び出るタイプの『びっくリングIH』では、使用モードかどうかが一目でわかるので安心です。
オシャレなデザイン
見た目は大事、毎日使うのでダサいのはヤ…
ごちゃっとしたボタンも無く、大変スタイリッシュなデザインだと思います。
細かいですが、火力表示のライトもかわいらしい雰囲気でオシャレです。
毎日使うので見心地が良いかどうかは、生活の質向上に関係します。
使って分かった便利な機能
グリルの調理メニュー
グリルチキンが作りやすいし、おいしいですね。
旧宅ではトースターかフライパンでチキンを焼いていましたが、『びっくリンクIH』調理メニューで自動調理してくれる「グリルチキン」の方がグッとおいしいです。
切り分けた大きさによりますが、15分~20分でチキンが焼けます。
もも肉、むね肉、どこ肉なんでもOKです。
ウチではほぼチキン専用グリルになっていますねw
あとは、秋~冬にサンマを焼くために、焼き魚モードをたまに使うぐらいです。
魚入れてピッすれば、自動的にイイ感じの焼き時間を計測して焼いてくれるスグレものです。
タイマー
加熱時間をタイマー設定できるのはとても便利です。
使用例としては、ゆで卵を作る時のゆで時間を設定して、半熟~固ゆでなど好みの仕上がりにすることができます。
(事前にお湯の量とゆで時間の関係を調べておく必要があります)
焼き魚で、片面を3分ずつ焼く場合、切りタイマーを3分設定していれば、他の作業をしながらでも焼きすぎ防止になります。
オクラをゆでるときは、沸騰状態でオクラを入れ、3分間ゆでるといい感じになります。
そのほかいろいろ、○分加熱したいってときに、とても重宝しています。
保温機能
80℃で保温してくれます。
これ、かなり便利なんですよ!
食事中に、おかわり用に味噌汁やおかずを保温状態にしておくと、ずっと暖かい状態にしてくれて、いつでもおいしいです!
ガスだと難しいです。
おかずだと焦げますし、それよりも火から目を離すと危険です。
残念なことは
「温度過昇防止機能」が働いて?、調理中に意図せず加熱が弱まることがあります。
今グッと加熱したい!ってときも、加熱が弱まるんです…。
参考
IHで調理の途中で、火力が急に下がることがある。製品本体の不具合でしょうか?
この三菱のQ&Aによると、「安全のため鍋底温度が適正温度に下がるまで一時的に火力を制限する機能」があるとのこと。
この現象が起きるのは、
炒め物のとき、味付け程度の少しだし汁を入れると、しょっちゅう加熱が弱まります…。
急な温度変化を感知して安全装置発動!ってなるんでしょうか🤔
思い通りの火加減にこだわりたいあなたは、ガスコンロが良いかもしれません。
ガスなら、火加減を自分の意志で調整できます。
残念ながら見送ったパナソニック「3口IH トリプルワイド」の特徴
とても気になったけど、ウチでは採用を見送ったパナソニックの「3口IH トリプルワイド」の特徴を軽く紹介します。
横に3つコイルが並んでいます。
そのため奥行が小さく、手前のスペースが広く取れます。
そうすると、フライパンを置いたとき、取っ手が手前に飛び出さず体に当たりません。
意図せずフライパンの取っ手にぶつかり、フライパンがひっくり返るトラブルが防げそうですね。
手前のスペースも広いので、調味料や材料をチョイ置きできて作業効率がよさそうです。
でも、ウチで乗り越えられなかった欠点があるんです。
それは、
サイズが規格外
なんです。
横幅が広く縦幅が狭い特殊サイズで、一般的なビルトインIHの規格サイズではありません。
そのためパナソニック以外のメーカー製キッチンでは使用できません。
※オーダーキッチンなら可能
『トリプルワイドIH』はウチで採用したTOTOのアイランドキッチン「クラッソ」に設置できませんでした。
もしパナソニックのキッチンを採用するなら『トリプルワイドIH』を検討してみてはいかがでしょうか。
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